更新:

撮影日:12/07/24  撮影者: s_endo

シソ科

山地の木陰や林のふちに生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
茎に短い毛が下向きに密生する。

花は長さ約5~6ミリの筒状で先が唇のような形。
やや淡い紅色をおびた白色の花が多数つき、茎の先からのびる円筒状の花の穂となる。
花を包む萼(がく)には白く長い毛がある。

葉は卵形か狭い卵形で長さ約2~3センチ。
先はとがり、ふちにまばらな鋸歯(きょし:葉のふちにあるノコギリの歯のようなギザギザ)がある。
葉の質はうすく、両面に毛が生えている。裏面に腺点(せんてん)という小さな分泌線がはっきりと見えるのが特徴。
腺点には、蜜を分泌することでアリを誘い、害虫を寄せ付けないという役割がある。

名前の由来は、同じ仲間のトウバナに似ているが異なるもの、という意味でイヌと付けられたといわれる。

●季節 7月下旬~9月中旬頃
●高さ 約20~50センチ
●場所 1~3号路、5~6号路、蛇滝、裏高尾、北高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:12/08/31  撮影者: s_endo

この記事をシェア