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撮影日:11/09/26 撮影者: s_endo

キンポウゲ科

山地の林のふちや草地などに生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
茎の下部は木質化(もくしつか)し、冬まで残る。
葉の形がボタンの葉に似ていることから「草牡丹」の名が付いた。

茎の先端や葉の脇にたくさんの花を下向きにつける。
花は長さ約1~2センチのつりがね形で、花びらはなく4枚の萼片(がくへん)が後ろにそり返るように咲く。
花の色は淡い紫色で、萼の外側には毛が生える。
雄花と雌花があり、それぞれ別の木に咲く。
筒が長いものが雄花、短いものが雌花である。
葉は3枚がワンセットの三出複葉で、長い柄(え)があり、茎に向かい合ってつく。
小葉(しょうよう:複数の葉で構成される葉形のひとつひとつの葉のこと)は長さ約5~10センチの卵形で、先がとがり、ふちは浅く3つに裂ける。
花が終わると、先端に花柱をのばした長さ約3~3.5ミリの実をつける。

●季節 9月~10月頃
●高さ 約50センチ~1メートル
●場所 稲荷山、裏高尾、奥高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:11/09/15 撮影者: s_endo

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