更新:

撮影日:11/04/08  撮影者: s_endo

イラクサ科

山の木陰で地面に広がるように群生している多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
春の早い時期に淡い紫色をおびた細かい花が咲く。
顔を近づけて見ないと、咲いているのかどうかわからないくらい、小さく目立たない花である。
植物の多くは昆虫に花粉を運んでもらうために、より目立つようにと、さまざまな花を咲かせる。
その点カテンソウの場合は、昆虫に頼らずに、花粉を風で飛ばして運ばせるため、わざわざ目立つ花を咲かせる必要がないと考えられている。

花は雄花と雌花があり、茎の上部に雄花がかたまって咲く。雌花は葉のつけねについている。
葉の大きさは約3センチで、三角形に近い卵形。光沢があり、ふちに大きめの鋸歯(きょし:葉のふちにあるノコギリの歯のようなギザギザ)がある。

●季節 3月~4月頃
●高さ 約10~30センチ
●場所 1号路、3~4号路、6号路、裏高尾、奥高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:12/03/12  撮影者: s_endo
撮影日:12/05/08  撮影者: s_endo

この記事をシェア