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雪の高尾山

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雪の高尾山へ行ってきました。
(取材日 2018/02/03)

先月の大雪のあとに行きたくてうずうずしていたのですが、どうにも都合がつかず、しょんぼりしていました。
うらめしく天気予報とにらめっこする日々。するとでました。雪のち翌日晴れの予報。
このチャンスを逃す訳にはいきません。

午前6時40分。高尾山口駅で友人と待ち合わせました。
日が高くなると、木々に積もった雪が溶け出して、ずぶぬれになりながら歩くことになる可能性があるので、日の出とともに登る作戦です。

駅に到着すると、「高尾山」と描いてある緑の電車が停まっていました。
初めて見ましたが、2015年の高尾山口駅のリニューアルに合わせて、運行している限定車両だそうです。
なんだか幸先のよい一日の始まりです。

そういえば、今日は節分です。
すごく歓迎されています。

駅前のベンチで、レインパンツを穿き、ゲイターも付けます。
ゲイターは靴の上から着ける、防水のレッグウォーマーのようなものです。
雨や小石、泥が登山靴に入らないようにしてくれる便利な道具です。

寒さで電源が落ちてしまうことのあるスマートフォンには、カバーの上から、小さい貼るカイロを着せてあげました。

今日は、南側の稲荷山コースで登ります。
登り始めの階段はすでに雪が固まっています。

安全のため、さらに、アイゼンという頼もしい道具を靴に装着しました。
アイゼンというのは、雪山や、夏山の雪渓で滑り止めとして使う、金属製の爪のついたものです。
4本爪から12本爪があり、装着の方法も様々なものがあります。
今日は、友人は4本爪、私は6本爪の軽アイゼンを付けました。

少し登ると、土が見えている道になりました。
アイゼンをいったん取るか迷いましたが、またすぐに雪の道になるだろうと思ったので、そのまま行くことにしました。
爪で傷つけるといけないので、木の根っこは踏まないように、気をつけて歩いて行きます。

登って行くと、真っ白のきれいな雪の道になりました。

たまに、ばさーと音がして、高い木の上に積った雪が落ちてきます。
太陽が出てきて、早くも雪がとけ始めたようです。
あわててレインハットを被りました。

さく、さく、と歩くたびに音がします。
さく、さく。さく、さく。
新雪の上はただ歩くだけで楽しいです。

だんだん雪が深くなってきました。
でも登山道はたくさんの人が歩いたあとがあるので、歩きやすいです。
たまに、まだ誰も踏んでいないところにわざと足をずぼ、と入れてみます。
雪が珍しいので、そんなことが愉快に感じます。

登山口からちょうど1時間くらいで、稲荷山の展望台に到着しました。
東屋の屋根に積もった雪が今にも落ちそうです。
都心の方の景色を観て、少し休憩しました。

さて、まだ山頂までは半分くらいです。
先へ進むと、大きなかまぼこができていました。
誰かが少しかじった跡があります。

さらに雪が深くなってきました。
木々の細い枝にも雪が積もっていて、とてもきれいです。

長い階段が始まりました。
これを登りきれば、山頂です。一歩一歩、ゆっくり登っていきます。

山頂に到着しました。
まだ時間も早いので、すいています。

登りはじめてから約2時間。やはりいつもより時間がかかりました。

写真では分かりづらいですが、雲の下に富士山を観ることができました。

山頂の積雪はこんな感じです。

登っている時は暑くなって、シャツに薄手のレインジャケットで十分なくらいでしたが、じっとしていると一気に冷えてきます。
ダウンジャケットと、厚手の上着を着込みました。

冬の山ごはんは汁ものに限ります。
サッポロ一番みそラーメンに、サッポロビールで幸せいっぱいになりました。

今日は豆まきが行われるそうなので、せっかくなので薬王院へ寄って行くことにしました。

下って行くと、大勢の人たちが集まっていました。

聞いてみると、これからご祈祷が行われ、豆まきまではまだ時間があるとのこと。
午後に予定を入れてしまったので、いさぎよく見るのをあきらめて下山することにしました。

薬王院より下の一号路はきれいに除雪されています。

下山はリフトに乗りました。
12分の空中散歩で、サッポロ一番みそラーメンで温まった体がすっかり冷え、下山後の温泉をより楽しめる準備ができました。

今日は、久しぶりに雪の高尾山を楽しむことができました。

登山をする人でも、雪の山へ登るのはハードルが高いです。
その点、高尾山は、登山道がはっきりしていて、雪の時でもたくさんの人が登るので、迷う危険もほとんどなくて、安心していける数少ない山だと思います。

今日は雪が降った直後だったので、まだしっかり雪が積っていて、軽アイゼンを付けていれば、安心して歩けました。
軽アイゼンではなく、チェーンスパイクを付けている方も多く見かけました。
どちらも、紙のお金を2枚も出せば買えるくらいのものからあります。
硬くてしっかりした登山靴でないと付けられないようなものもあるので、買う前に確認するとよいです。

雪が溶けてきて、地面が凍結した時の方が滑りやすく危ないので、けがをしないために、高尾山でも冬に行く時は持って行くのがおすすめです。

雪化粧をした、いつもと違う高尾山。

頼りになる道具をひとつ、お供に連れて登ってみてください。

(取材日 2018/02/03)