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高尾山ハイキングガイドツアーに参加してみました


高尾山では様々な団体がガイドツアーを行っていますが、なかでも地元の八王子観光協会が主催している「高尾山ハイキングガイドツアー」は、実施回数も多く、値段もリーズナブルでオススメのツアーです。
毎月2~3回実施されていますが、今回は6月の「セッコクを見よう」ツアーに参加してみました。

セッコクはラン科の植物で、木の上の方に着生するちょっと変わった花です。
高尾山では6号路で見ることができるので、今回のツアーは、6号路→稲荷山コース→山頂という約3時間の行程になります。

集合は朝の9時。
参加者の方が集合場所のケーブルカー清滝駅前に集合してきます。

集合場所のケーブルカー清滝駅前。

集合場所のケーブルカー清滝駅前。

この日は19名の参加者の予定で2班が組まれていたのですが、前日まで雨だったせいもあり、結局参加者は半数ほど。しかしおかげでガイドさんの説明をよく聞くことができました。
1班にはガイドさん1名のほか、サポーターと呼ばれる補佐役の方たちが3名ほどつきます。参加者とスタッフがほぼ同数という、贅沢な構成になりました。

ちなみに参加費は500円。
これは半日プログラムの場合で、1日かかるプログラム(午後3時まで)の場合、1,000円のようです。

全員で準備体操をした後、いよいよ出発です。
歩き始めてすぐ、道の脇にある植物の説明が始まります。
普段見逃しがちな植物の存在に気づかされます。

オニグルミの実がなっているのを発見!

オニグルミの実がなっているのを発見!

ウバユリのつぼみ。もう少しすると花が咲きますね。

ウバユリのつぼみ。もう少しすると花が咲きますね。

その他にもミミガタテンナンショウの実や、たくさん植物を発見しました。

さて、いよいよ6号路の入り口に到着です。
登山コースに入る前に、ガイドさんから鳥の鳴き声のレクチャーをうけました。
今の時期はオオルリなどの鳥が、ちょうど繁殖期で観察できるそうです。
ガイドさんはなんとiPhoneに録音した鳥の鳴き声を再生して、説明をしてくれました。

オオルリやホトトギス、メジロの声のレクチャーを受けます。

オオルリやホトトギス、メジロの鳴き声のレクチャーを受けます。

この日の6号路は雨上がりということもあり、コース脇を流れる川も水量があり、「水のコース」を実感しました。

雨上がりの6号路をすすんでいきます。

雨上がりの6号路をすすんでいきます。

6号路は道幅が狭いコースですが、他の登山客が来ると、サポーターが参加者に端に寄るように呼びかけ、通行の妨げにならないようにしていました。
また、今回は初登山、初高尾山のお客さんもいたのですが、サポーターの方が優しく説明をしていたのが印象的でした。

歩いているとこの日はよく、マタタビを見かけました。
この時期マタタビは葉っぱが白くなります。これは花粉を運ぶ鳥、虫などに気づかれるように、白くしているのではないか、という話です。

中央あたりに見える白い葉がマタタビの葉。

中央あたりに見える白い葉がマタタビの葉。

遠くに見えるマタタビの木を眺めていたら、ガイドさんがすぐコース脇にあるマタタビの花を発見。
ガイドさんいわく、こんなに近くでマタタビの花を見れるのは珍しいとのことです。

マタタビの花を発見したガイドさん。

マタタビの花を発見したガイドさん。

マタタビの花は白くて可愛いらしい花です。

マタタビの花は白くて可愛いらしい花です。

他にもたくさんの花を見つけながらツアーはすすみ、中間地点の大山橋までやってきました。
ここでひとつ残念なお知らせが。
今日は「セッコクを見よう」ツアーですが、セッコクはもう時期が終わってしまったとのことでした・・・。
あるとすればここまでの道中にあったとのこと。
自然相手なので、こればかりはしょうがないですね。

ただ、ガイドさんのはからいで、セッコクのポストカードが配られました。

セッコクの写真のポストカード。

セッコクの写真のポストカード。

今日のガイドさんは「高尾の花名さがし」という花の本も執筆している遠藤進さん。
ご自分の本のポストカードを参加者の皆さんに配ってくれていました。
(「セッコク(折角)なので」というダジャレつきでした(^^;))
来年はぜひこの目でセッコクをみたいところです!

セッコクは見れませんでしたが、この後もツアーは花の説明を受けながらすすみます。
6号路では、ウリノキ、ハナイカダ、カンアオイ、トチバニンジンや、ホシザキイナモリソウ(高尾山で最初に発見された植物!)、キヨスミウツボといった珍しい花もたくさん見つかりました。

ハナイカダの実。葉の上にあるなんて面白い!

ハナイカダの実。葉の上に実があるなんて面白い!

稲荷山コースに出たところでは、キジョランの実を発見!

立派なキジョランの実。

立派なキジョランの実。

キジョランは、渡りをする蝶であるアサギマダラが食べることで有名です。
この日もアサギマダラが飛んでいるのを目撃しました。
参加者同士でもキジョランの話で盛り上がりました。皆さん植物のことに詳しく、ツアーのリピーターの方もいらっしゃるようです。
何度も来てる人が初めての人にも教えてあげてたりして、こういうのは一人や仲間内だけで登っていると味わえない楽しみですね。

他にもたくさんの花を見つけることができました。
ナルコユリ、テイカカズラ、ヤブムラサキ、ヤマホタルブクロ、などなど。

ナルコユリ。かわいいです。

ナルコユリ。かわいいです。

ヤマホタルブクロ。花の見分け方など、丁寧に説明してくれます。

ヤマホタルブクロ。花の見分け方など、丁寧に説明してくれます。

稲荷山コースのあとは5号路でも観察を満喫して、山頂にほぼ定刻の12時に到着して、ガイドツアーは終了です。

山頂に到着。おつかれさまでした!

山頂に到着。おつかれさまでした!

お目当てのセッコクは見れませんでしたが、途中は「セッコク」の文字も忘れるほど、たくさんの花との出会いがあって満喫できました。

道中、サポーターの方と話していたのですが、サポーターは花の名前を勉強したり、経験を積んでガイドになっていくとのこと。
観光協会には何十人もの人がガイドやサポーターに登録しているそうです。
シニアの方が中心ですが皆さんとても熱心で、とても層が厚いと感じました。

ハイキングガイドツアーは毎月2〜3回実施されていて、季節ごとにプログラムも変わりますので、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか?
今まで見えなかった高尾山が見えてきますよ!

高尾山ハイキングツアーの詳細は、八王子観光協会のHPをご覧ください。
http://www.hachioji-kankokyokai.or.jp/sanka/index.html

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