登山コース

6号路

6号路

更新日:

滝や川があるマイナスイオンたっぷり水のコース。

全長:3.3km
所要時間:上り90分、下り70分
難易度★★★☆☆

小川に沿って歩く、夏でも涼しさを感じられるコースです。
飛び石で沢の中を登っていく場所もあり「水のコース」と呼ばれています。

途中、水行道場である「琵琶滝(びわ滝)」や岩屋大師などを見ることができます。
セッコクなどの花の観察スポットがあったり、鳥や昆虫を観察できたり、高尾山の中でも自然を体験できる人気の高いコースです。

道幅は全体的に狭く、紅葉やゴールデンウィークのハイシーズンには、登り方面の一方通行規制が行われます。

ふもとから山頂までお店やトイレはありません。
整備された1号路と違い、足元の悪い登山コースで距離も長く、ハイヒールや革靴で登るのは厳しいのでやめましょう。

このコースのトイレ:なし

6号路イラストマップ

ケーブルカー清滝駅〜琵琶滝(30分)

ケーブルカー清滝駅(ふもとの駅)の左側にある舗装道路がスタート地点です。最初の10分ほどは舗装路が続きます。
舗装路にはお地蔵様、山道には岩屋大師やびわ滝があり、仏教色も感じられる区間になっています。

ケーブルカー清滝駅の左を入り、舗装路を直進します。

しばらく歩くと、左手に登山道の入口が見えてきます。
小川沿いの石がゴツゴツした道をすすみます。
右手に弘法大師の伝説がある「岩屋大師」が見えます。
琵琶滝への分岐。右がびわ滝、左が6号路。
琵琶滝までは歩いてすぐです。

Check Point!

  • 岩屋大師
    岩屋大師

    弘法大師の伝説がある洞穴です。嵐の中難儀している母子を助けたという伝説があり、いつもろうそくが供えられています。

  • 琵琶滝
    琵琶滝

    薬王院の水行道場の1つである琵琶滝。一般の方でも申し込めば指導のもと、滝修行を体験することができます。 詳しく

実は琵琶滝の横からは、6号路以外に上へ登る道があります。
岩混じりの急登ですが、山の中腹、1号路の「霞台」(ケーブルカー高尾山駅の近く)に出ることができます。
関連記事:「高尾山の中腹とふもとを結ぶマイナールート「琵琶滝道」

琵琶滝〜大山橋(30分)

琵琶滝からまた6号路をすすんでいきます。
「大山橋」までの区間は、川に降りれる場所があったり、6号路でも水を一番感じられる区間です。
ベンチも数カ所あり、休憩をとることもできます。
大山橋の手前で「粘板岩」が観察できます。

琵琶滝のすぐあとの道には、修行者が見えないように目隠しが。

木の根が露出しているところが多く出てきます。すべりやすいのでご注意を。
ベンチがあるので水分をとって休憩しましょう。
その少し先の「前の沢」でもベンチが多数あり。沢に降りることができ、子どもが遊んでいます。
川を右手にすすんでいきます。
粘板岩。高尾山が昔海底にあったためにできた岩。硯に使われることから「硯石」とも呼ばれる。
大山橋に到着。以前はベンチもあって休憩できましたが、2019年の台風被害で現在ベンチはありません。

Check Point!

  • 大山橋
    大山橋

    6号路の行程2/3あたりにある橋。その昔「大山」に参拝するための「大山みち」が通っていたことから(現在は廃道)この名がついています。2019年の台風被害で現在は土砂や流木が堆積してしまっています。

大山橋〜5号路交点(30分)

山頂まで残り1/3。足場が悪く勾配もある区間になります。
途中道幅が狭いところがあるのですれ違いなどは注意しましょう。
名物スポット「飛び石」ではすべらないように!
「飛び石」の手前で、稲荷山コースに抜けることもできます。
最後は延々と続く階段があらわれます。

大山橋から先は川が左手になります。

いくつか橋があります。マイナスイオンが気持ちいいです。
道幅が狭く滑落しやすいところがあるのでご注意を。
6号路は「飛び石」へと直進。ちなみに左に行くと稲荷山コースへ。
「飛び石」で川の中を歩く。石の上を歩けば濡れません。
飛び石を抜けるとしばらくなだらかな道。
最後に長い階段がありますが、2021年にリニューアルされ、キレイになりました。
リニューアル前の階段。歩幅も広く登るのが大変な階段でした。
階段を上り終えると休憩できる広場が。先に見えるのが5号路。

Check Point!

  • 飛び石
    飛び石

    6号路も終わりに近づいたあたりで、川の中を歩くところがあります。と言っても飛び石をつたって歩くので濡れることはありません。川の水量もあまりありません。

6号路を解説した動画がYouTubeにありますので、あわせてご覧ください!

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