景信山までの最短ルート。小仏バス停から景信山山頂までの「南東尾根コース」を解説
景信山へアクセスするには、高尾山の山頂から奥高尾の登山道を歩いていくルートと、高尾駅からバスで「小仏」バス停まで行き、そこから登る方法があります。
時間的には後者の小仏バス停からの方が短いので、この記事ではこのルートについて解説してみます。
「高尾山登山詳細図」によると、このルートは「南東尾根コース」という名前になっています。
地図上では所要時間は登りで1時間10分になっていますが、もちろん個人差はあり、実際に歩いた感じだと、バス停から景信山山頂まで1時間〜1時間30分というところだと思います。
バスで高尾駅から小仏バス停(20分)
まずはバスで「小仏」バス停までアクセスします。
「小仏」行きのバスは、高尾駅北口から出発します。
高尾駅北口は「小仏」行きのほか、「陣場高原下」行きのバスも出ていて、登山客が多いバスターミナルになっています。
高尾駅北口は、記事執筆の2021年1月時点で整備工事中になっています。
バスターミナルの様子も今後変わると思いますが、看板などの誘導に従っていけばわかると思います。
「小仏」バス停は、2番バス停で、路線名は「高01(京王)」です。
時刻表は、KEIOバスナビでご確認ください。
平日だと1時間に1本、週末は1時間に3本のペースで出発しています。
ハイシーズンなど利用客が多い場合は、2台運行などの臨時便が出ます。
高尾駅から小仏までは、20分ほどで到着します。
小仏バス停から登山道入口(15分)
「小仏」バス停に着いたら、登山道入口まで舗装路を歩いていきます。
山頂までトイレはありませんので、出発前にバス停のトイレで済ませていくのがオススメです。
景信山にもトイレはありますが、山のトイレでふもとに比べるときれいではありませんので、特にお子さん連れのときは済ませておくといいでしょう。
バス停にはお店などありませんが、週末になると臨時でビールを出すお店が出店することもあります。
バス停を出発すると、しばらく右手に中央自動車道を見ながらすすみます。
曲がりくねった坂道を登りきったところに、登山道の入口があります。
景信山へはここから登っていきます。
舗装路をそのまま真っすぐすすむと、5分ほどで小仏峠へ登る登山道に入口に着きます。
登山道入口から景信山山頂(60分)
さて、いよいよ景信山へのアタック開始です。
登山道の入口は階段になっています。
この階段を登っていくと眼下に今まで歩いてきた舗装路と、中央自動車道が見えます。
中央自動車道はちょうどこの場所で、渋滞で有名な「小仏トンネル」に入っていきます。
登山道はこの「小仏トンネル」の上を歩いていくかたちになります。
登山道の前半は少し急な登りになっていて、標高をどんどん上げていきます。
ごつごつした岩も出てきますが、難易度はそんなではありません。
20分ほど歩いて標高を上げていくと、頭上が開けてきて尾根道に出てきます。
ここからは今までより、なだらかな道になっていきます。
しばらくすると、背の高い植林の木々に囲まれるエリアに入っていきます。
景信山山頂へ上る道と、小下沢林道へ下る道との分岐点に出ます。
この分岐点はベンチもあって少し広いスペースになっています。
山頂まではあと20分ほどですが、山頂にすすむ前、最後に一休みしてもいいかもしれませんね。
ここまでくれば、景信山山頂まではあと少しです。
景信山の山頂には、「景信茶屋青木」と「三角点かげ信茶屋」という2つの茶屋があります。
上の写真で、左にすすむと「景信茶屋青木」、右は「三角点かげ信茶屋」に着きます。
どちらも景色がよいですが、今回は山頂の標識がある右にすすみます。
以上になります。
コースとしては難易度も高くなく、登りやすい道になっています。
ぜひ景信山へのアクセスに使ってみてください。陣馬山など奥高尾の他の山へのアクセスにも便利です。
登山初心者の方でも大丈夫ですが、高尾山に比べると設備は整っていませんので、ライトや防寒着など最低限の山の装備は持っていくように気をつけましょう。
景信山の山頂の様子や茶屋については、以下の記事に詳しく書いていますのでぜひ参考にしてみてください。