
この数年でクラフトビールが人気となり、高尾山周辺でもクラフトビールを飲めるお店ができていますが、この7月にとびっきり素敵なタップルームがオープンします。
日本橋のコレド室町にお店を構えるクラフトビールブランド「CRAFTROCK」が高尾山の麓にやってきます。
場所は甲州街道沿いで、高尾山表参道との交差点(「高尾山入口」)そば。以前、「割烹 橋本屋」さんがあったところです。
1FにCRAFTROCKの醸造所とタップルームが入り、2・3Fはサウナ(「TAKAO36サウナ」)が入る複合施設になります。
(TAKAO36サウナについては別の記事でご紹介予定です)

「登山後にサウナで整い、クラフトビールで乾杯」という体験もできるこの施設、グランドオープンは7/12(土)になりますが、CRAFTROCKタップルームは7/2(水)からはソフトオープンというかたちで営業を開始し、誰でも利用できるようになります。
オープンに先立って行われた内覧会に行ってきましたので、中の様子をご紹介します。
CRAFTROCK タップルーム
建物の入口を入り、右手にタップルームがあります。
大きなガラス窓の開放的な空間に、長いカウンターと席が奥に続いています。

壁には8つのタップがあり、生ビールがつながっています。
オープン段階ではまだ高尾山の醸造所は稼働していないので、CRAFTROCKの日本橋醸造所でつくられたビールが提供されます。


せっかくなのでビールをいただいてみました。
この日頼んでみたのは「Alternative IPA」。めちゃくちゃ美味しいです。
他のも飲みたくて何度も通ってしまいそうです。

あと、ホップの炭酸水(「HOP SPARKLING WATER #1」)があり、初めて飲んだのですがこれがとても美味しかったです。
ノンアルコールなので車のときでも楽しめますし、スッキリしていてそれこそサウナ上がりに良さそうです。

店内で飲むほか、オリジナルグラウラーが販売されていて、そちらに生ビールを入れて持ち帰ることもできるとのこと。
その場で飲めなくても気に入ったビールをテイクアウトできそうですね。
ビールのほかにフードメニューも充実。
地域の食材や季節感を大切にした日替わりのおつまみや自家製パンが提供されます。



タップルームの営業時間は以下のとおりですので、ビール好きな方はぜひ、高尾山登山の帰りにタップルームを訪れてみてください。
営業時間
・水〜金曜 12:00〜19:30
・土日祝日 11:00〜19:30
※月火定休
最新情報は、CRAFTROCK タップルームのInstagramをご覧ください。
醸造所
建物1Fの左側半分は、ビールを製造する醸造所になっています。
甲州街道からもガラス越しにたくさんのタンクが並んでいるのを見ることができます。

今回、醸造所の設備も見学させていただきましたので、中の様子をご紹介します。

CRAFTROCKは日本橋のお店に併設する醸造所でビールを生産していますが、日本橋という土地柄スペースが限られ生産量が増やせないため、今回この高尾山に「第二工場」という位置づけで新たに醸造所を構えることになりました。
日本橋では年間80キロリッターを生産していますが、高尾山では200キロリッターを生産予定とのことです。
甲州街道から見えるのは、発酵タンクや貯酒タンクで、計12のタンクが並んでいます。

ビールは、仕込み釜→発酵タンク→貯酒タンクという流れで製造され、すべての工程で約1ヶ月ほどかかるとのこと。
この高尾山の醸造所はまだ準備中ですが7月には稼働予定で、8〜9月くらいには隣のタップルームで、高尾山でつくられたビールを飲むことができそうです。

説明をしていただいた醸造長の鈴木諒さんは、JAPAN BREWERS CUP 2024でご自身が造ったビールが総合優勝を獲得するほどの実力者。
そんな方のビールが高尾山で飲めるなんて、ビール好きにはたまりません。
将来的にはここで缶ビールの生産も行い、全国で高尾山発のビールが購入できるようになる計画もあるようです。
高尾山のふもとにやってきたCRAFTROCKから目が離せませんね。