見どころ

琵琶滝(びわ滝)

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水のコース6号路にある心身を清める水行道場

6号路を登り始めて3分の1ほどのところに、薬王院の水行道場の一つ「琵琶滝(びわ滝)」があります。
(もう一つの水行道場は裏高尾にある「蛇滝」)

岩屋大師を少し過ぎたあたりで分かれ道があり、右にすすむとすぐに琵琶滝に着きます。

右にすすむと琵琶滝。左は6号路の山頂方面。
右にすすむとすぐにお堂が見えてきます。滝はお堂の左にあります。

滝は修行者以外入ることはできませんが、お堂までは入っていけますので、お参りしてみましょう。6号路を登る人の多くが琵琶滝のお堂を訪れています。
お堂の奥、滝のある水行道場のエリアは、紙垂(しで)が下がっていて立ち入り禁止となっています。やはり引き締まった、清らかな空気を感じます。

お堂の様子。
お堂の奥の水行道場。神聖な空間です。
上から見た琵琶滝の様子。

このような道場を見ると、今は観光の印象が強い高尾山ですが、古くから修験道の修行の場であったんだな、と感じます。

そもそもは山伏が本格的な修行の前に心身を清める前行として人知れず行っていたといわれている瀧行ですが、今では一般の人でも申し込めば体験が可能です。
入瀧指導もしてくれますので、ご興味のある方はどうでしょうか?
高尾山薬王院サイト「水行道場」ページに案内があります。

高尾山マガジンでも、琵琶滝での修行体験のレポートがありますので、ぜひ参考にしてみてください!

琵琶滝の滝修行

あと、琵琶滝のお堂の右に階段がありますが、ここを登っていくと山腹のケーブルカー高尾山駅近く、霞台に出ることができます。
自然研究路などの代表的な登山道ではありませんが、利用される人も多いコースです。
少し急な上りですが、いつもと違ったコースを行ってみたい方はいかがでしょうか?
(ゴツゴツした路面ですので、くれぐれもサンダルやハイヒールで行かないでくださいね)
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

高尾山の中腹とふもとを結ぶマイナールート「琵琶滝道」。紅葉シーズンの混雑の抜け道にも

お堂の右にある階段。霞台へと通じるコースの入口になっています。

6号路の一番有名なスポットとも言える琵琶滝。
何回6号路を通ってもなぜかわざわざ寄ってしまうのは、道場の清らかな雰囲気に心洗われるからかもしれませんね。

基本情報

住所 東京都八王子市高尾町2173
TEL 042-667-9982

薬王院水行道場HP https://www.takaosan.or.jp/taiken/suigyo.html

入瀧/受付時間 午前9:00~午後3:00
※日によって時間が変わりますので、薬王院HPをご覧ください。
また時期によって入瀧できない期間があります。

入瀧料 1,000円
入瀧指導料 3,000円(入瀧料含む)

 

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