見どころ

TAKAO599 MUSEUM

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高尾山のふもとにある洗練されたデザインの展示施設

2015/8/11に、高尾山のふもとに新しい施設「TAKAO599MUSEUM」がオープンしました。
この施設は、八王子市が高尾地域の観光まちづくりの拠点として位置づける観光拠点施設。
しかし、市の建物とは思えない洗練されたデザインになっています。
アドバイザーとして日本デザインセンターの大黒大悟さんを迎えており、展示、グッズ、サイン計画、広告にいたるまで、綿密なデザインが施されています。

建物は2F建てで、1Fが展示スペース、2Fが「市民ギャラリー」になっています。
建物前には芝生広場があり、「599」をかたどったモニュメントもあり、くつろいだり遊ぶことができます。

モニュメントはベンチで座れるようです。
エントランス。ガラス張りの部分が多く、透明感あふれる建築。

入り口を入るとすぐミュージアムショップがあります。
Tシャツをはじめ、クオリティ高いオリジナルグッズが販売されています。

ミュージアムショップ。Tシャツはモンベル製でした。

メイン展示「NATURE COLLECTION

1Fの大部分を占めるのが、16の展示台からなるメイン展示「NATURE COLLECTION」。
アクリル樹脂に封入された草花や、昆虫標本が並べられています。

1F展示室に入ったところ。
2Fから俯瞰した展示室。
カブトムシや蝶(アサギマダラ)が飛ぶ様子を観察できます。
高尾で見られる植物が展示されています。
ユキノシタ、キキョウ、ホタルブクロなど。

映像展示「NATURE WALL」

高尾山に棲む動物たちの剥製と、プロジェクションマッピングを使った映像を組み合わせた作品です。
上映時間は約7分です。
1時間に1回程度のペースで上映が行われています。

壁には動物や鳥の剥製が展示されていて、ここに映像が映し出されます。

映像は有名クリエーターによって製作されていて、見応え十分です。
オープン時から上映されていた映像も素晴らしかったですが、2020年に映像がリニューアルされました。
新しい映像になっていますので、以前見た方も再度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

2020年にリニューアルされた映像のタイトルは「高尾をめぐる」。
イラストも音楽も素敵です。主題歌作曲は阿部海太郎さん。
NATURE WALL横にはムササビの展示もあります。

情報ガイド「599 GUIDE」

1F奥の壁面には、情報ガイド「599 GUIDE」がモニターで流されています。
・高尾山マナー講座
・高尾山の歩き方(ルート紹介)
・発見!高尾山の秘密(数字で知る高尾山の魅力)
を、順番に見ることができます。
どの映像もアニメーションを効果的に使い、わかりやすく解説されています。

高尾山マナー講座
高尾山の歩き方
発見!高尾山の秘密

「599 CAFE」

芝生広場に面した開放的なスペースには「599 CAFE」があり、軽食をとったり、休憩することができます。
多摩産材のテーブルとイスを利用した空間は、今まで高尾にありそうでなかったくつろぎのスペースになりそうです。

カフェはどことなく無印良品を思わせる雰囲気。

「高尾珈琲ブレンド」をはじめとした飲み物やピザトーストなどの軽食が提供されています。
八王子 磯沼ミルクファームのミルクを使った、ソフトクリーム、サンデー、ワッフルなどのデザートもおいしそうです。

599 CAFEのメニュー。
ソフトクリームを頼んでみました。濃厚でおいしいです。

599 CAFEについて詳しく紹介したページはこちら。

599CAFE(599MUSEUM)

その他

1F奥には、キッズスペース「PLAY MOUNTAIN」があります。
高尾山の起伏を再現した子供用の遊び場。靴を脱いで遊びます。

まだ山に登るには早い子供も楽しめる?

子供連れのファミリーには、こういう空間があるとうれしいですね。

2Fには市民ギャラリー「PUBLIC GALLERY」があり、イベントや会議に利用できそうです。
オープン初日はパネル展示がされていました。

市民ギャラリーの様子。

ちなみに大部分が吹き抜けのつくりなので、2Fはこの市民ギャラリーだけになっています。

TAKAO599MUSEUMは、展示だけではなく、災害用品を備蓄するなど高尾山麓における防災拠点にもなっています。
一見おしゃれな展示だけの施設かと思いきや、そこはしっかりと行政によってつくられた多面的な役割を果たしていそうです。

高尾山口駅周辺の再開発とも合わせ、TAKAO599MUSEUMのオープンで、高尾山周辺はますます賑やかになってきています。
老若男女で楽しめる施設になっていますので、高尾山に来たときはぜひ立ち寄ってみてください!

* * *

高尾山マガジンでは、TAKAO599MUSEUMの館長さんと八王子市のご担当者様に、インタビューを行いました。
この施設がつくられることになった経緯や、施設の役割などについてお話を聞いています。
ぜひご覧ください。

VOL10 TAKAO 599 MUSEUM

基本情報

住所 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2435番3
TEL 042-665-6688
FAX 042-668-8631
HP http://www.takao599museum.jp

開館時間
8:00~17:00 (4月~11月)(最終入館 16:30)
8:00~16:00 (12月~3月)(最終入館 15:30)
休館日 年中無休
入館料 無料

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