見どころ

高尾山さる園

更新日:

ファミリーに人気!約70頭の猿たちが暮らす山の上のさる園

高尾山の中腹に「さる園」があるのをご存知ですか?
ケーブルカーで上に登って1号路を歩いていると、たこ杉の少し手前に「高尾山さる園・野草園」があります。
さる園の敷地内には「野草園」も併設されていて、1つの入園券でさる園も野草園も見ることができます。
高尾山のさる園では約70頭の猿が賑やかに暮らしていて、ファミリーに人気のスポットになっています。

関連ページ:「野草園|見どころ

「さる園・野草園」の入口。入口ではお土産も販売しています。

入園料は大人420円、子供210円です。
2019年春からは、年間パスポート(大人1,800円、子供900円)も発売されています。
営業時間は季節によって微妙に変わるので、気をつけましょう。→営業時間

券売機は現金のみ。PASMO・Suicaの場合は窓口で購入できます。
入場したところ。階段の上に顔ハメパネルが見えます。
階段を登ると正面にさる園の建物が見えます。野草園はここで右に曲がります。

入場してからさる園まではすぐなのですが、その間に顔ハメ系のパネルがいくつもあります。ぜひ観光気分を盛り上げて、撮影してみましょう。

建物前にある顔ハメ。猿になりきって撮ってみましょう。
インスタグラムならぬ「タカオスタグラム」。「いいね!」の数が高尾山の標高599になっていたり、芸が細かい!

さる山は建物の屋内からと屋上からと2ヶ所で見ることができます。
屋内からはより近くで猿を見れますが、ガラス越しになるので、開放的な屋上からの見学がメインになりそうです。

さる園の建物入口。入口→屋内→屋上→出口、という流れで見学します。
建物内の様子。左のガラス部分からさる山を見れます。

屋内の壁には、猿たちの解説がびっしりと貼られています。
家系図、ボスザルの説明、オスとメスの見分け方、アイドル総選挙結果発表など、愛情あふれる説明がところ狭しと貼られています。
猿たちを観察する前に目を通しておくと、より楽しめますよ!

屋内の壁には一面に猿の解説が。
屋内からも猿たちを観察できます。近くまで寄ってくれば間近で見れますよ。

屋内で解説を読んで猿たちの予備知識を入手したら、階段で屋上に上がります。

屋上への階段入口。階段はらせん階段です。
階段にはこんなイラストが。この手作り感がたまりません。
階段を上がって屋上に出たところ。やはりガラス越しじゃない方がよく見えますね。

さる山は結構広く、猿たちは奥の方から手前の方まで、思い思いの場所にいます。
見ていると、追っかけられてる猿や、赤ちゃんを連れた親子連れなど、いろんな猿がいて面白いです。
現在のボスは5代目の「ネッシン」。どれがボスかわからないときは、飼育員の方に聞くと教えてくれます。
サルの習性や社会についても教えてくれるので、説明を聞きながら見ると楽しいです。

さる山にはいろんな道具が設置されていて、それを使って器用に猿が動き回ってます。
生まれたばかりの赤ちゃんがお母さんにしがみついてます。か、かわいい(^^)

猿にはエサをあげれるというので、せっかくなので買ってみました。
エサは猿たちに手渡しはできないので、投げます。結構粒が大きいので、頑張れば遠くまで飛びます。
なるべくもらってなさそうな猿に投げるのですが、すばしっこいやつが奪っていきますね^^;

猿のエサ。1マスで100円です。
下の方には水場も。エサがこのあたりに多く飛んでくるので、ここで待ってる猿も多いです。

屋上のスペースはかなり広くベンチもあるので、ここで座ってのんびり猿を見て過ごすのもいいでしょう。さる園以外にも山々の眺望もあって、景色はなかなかいいです。

屋上のスペース。広くて快適です。

上の写真の右側の木には、毎年5月下旬に「セッコク」というラン科の花が咲きます(高い木の上に着生する植物です)。
ケーブルカー駅や6号路が観察スポットで有名ですが、さる園で見られることを知らない方も多く、穴場かもしれませんね。

関連ページ:「高尾山のセッコク

取材時が5月中旬でちょうどセッコクの咲き始めでした。淡いピンクと白の美しい花が咲いてました。

猿を楽しんだら、階段を降りて帰ります。帰りは来たときとは違う階段から降ります。
階段の途中には「ご来猿ありがとうございました!!」とイラストつきで書かれています。(「来園」→「来猿」)

下り用の階段。途中に心憎いイラストがあります。
階段を降りたところに「さるの毛」が置かれています。さわれます。

高尾山のさる園は歴史が古く、開園して50年近くになります。
元々高尾山にいた猿たちではなく、島根にいた群れを連れてきたようです。
さる園のウェブサイトを見ると、初代ボスの在位が昭和45〜50年で、そのときに「島根の山中から高尾への草創期に群れを率いた」と書かれています。
歴代のボスの解説を読んでみると、開園してからこれまでに、
「高尾山に台風が襲来した夜、集団脱走して、群れを守るために、野犬と戦って殉職」
とか
「周囲にやってくる野生猿の侵入を防ぎ、多数撃退」
とか書かれているので、様々なドラマがあったのかもしれません。

ファミリーには人気のさる園ですが、登山目的の人は立ち寄ったことがない方もいるのでは? 野草園もあわせて楽しめるスポットですので、未体験の方はぜひ一度訪れてみるのをオススメします。
デートにもいいですよ!

さる園を訪れたブログ記事も、ぜひ参考にしてみてください!

もみじまつり中のさる園・野草園

営業時間

時間帯
1~2・12月 9:30~16:00
3~4月 10:00~16:30
5~11月 9:30~16:30

入園料

大人(中学生以上) 小児(3歳以上)
420円 210円

※ 野草園と共通。
※ 2019年春から年間パスポート(大人1,800円、子供900円 購入日より1年間有効)が発売。
※ 団体割引、障がい者及び介護者割引あり。

基本情報

住所 八王子市高尾町2179
電話 042-661-2381
HP https://www.takao-monkey-park.jp/

この記事をシェア