高い樹木に着生する白い花「セッコク」。高尾山での観察ポイントをご紹介
セッコクは、樹木や岩の上に着生するラン科の植物で、5月中旬〜6月上旬に白い美しい花を咲かせます。
高尾山では高い木の上に着生し、ケーブルカー駅構内、6号路、1号路などでその姿を観察することができます。
ケーブルカー駅構内
ケーブルカー駅構内にあるセッコクは、近くで見ることができますので、初めて観察される方にはおススメです。
ふもとの清滝駅、山腹の高尾山駅、両方の駅でセッコクが咲いています。
2022年は清滝駅にはセッコク見学用の入口ができて、ケーブルカーに乗車しなくても気軽にセッコクを観察できるようになっていました。
登山電鉄さんのご厚意がうれしいですね!
(2023年は未確認)
以前も、ケーブルカーに乗車しなくても「セッコクを見たい」と駅員さんに声をかければ構内に入れたのですが、声をかけるのを躊躇してしまう方もいたと思います。専用の入口があると気軽に観察できて助かりますね。
6号路
ケーブルカー駅にあるセッコクは必ず見れるし近くで見れますが、やはり山の中で咲いてるセッコクも見たいもの。
6号路では杉の老木の上に、たくさんのセッコクが咲くスポットがあります。(前述のマップで「スギの木にたくさんついてます」と書かれているところ)
満開のときはまるでクリスマスツリーのようだと言われるほど見事です。
登山道から観察できますが、少し遠くにありますので、双眼鏡や望遠レンズなどあると便利ですよ。
この木が観察できるところは、登山道が狭くなっています。
撮影や観察のために立ち止まって、他の人の通行の邪魔にならないように気をつけましょう。
登山道から見えるセッコクは、遠目でしか見えなかったり見つけにくかったりしますが、自然の中で咲いているセッコクはやはり美しく魅力的です。
ぜひセッコクを見つけに高尾山を訪れてみてくださいね。
植物としてのセッコクの詳しい解説は、以下のページをご覧ください。
関連:セッコク|高尾山の花