見どころ

野草園

更新日:

高尾山に咲く花々を1ヶ所で観察できるスポット

植物の宝庫である高尾山。
四季折々に咲く花を撮影しに、多くのカメラマンが高尾山へやってきます。
多くの花は登山道沿いで見ることができ1号路6号路などを歩いて花を探しますが、長い距離を歩かなくても1ヶ所で見れたらいいと思いませんか?
そんな願いをかなえるのがこの「野草園」です。
高尾山に昔から自生していた野草を中心に、約300種類の植物が自然に近い姿で見られるようになっています。

「さる園」と同じ敷地内にありますので、場所は1号路沿いのとてもアクセスの良いところです。ケーブルカーを使えば、駅から歩いてすぐ野草の宝庫に到着です。

関連ページ:「さる園|見どころ

「さる園・野草園」の入口。入口もさる園と共通です。
入口には「開花だより」があり、今の季節に咲いている花が分かります。

入園料は大人420円、子供210円。
入園券は野草園とさる園で共通になっているので、1つの入園券でさる園も見ることができます。野草を見た帰りには可愛い猿たちものぞいてみましょう。

2019年春からは、年間パスポート(大人1,800円、子供900円)も発売されていますので、季節ごとの野草を見たくなってリピートするときはお得かもしれません。

営業時間は季節によって微妙に変わるので、気をつけましょう。→営業時間

券売機は現金のみ。PASMO・Suicaの場合は窓口で購入できます。

入場すると正面にさる園の建物が見えますが、野草園は右にある階段を降りていきます。
さる園より一段低い敷地に、野草園が広がっています。

階段を降りて野草園のエリアに入っていきます。
園内の見取り図。赤丸が上の写真の位置。(出典:高尾山さる園・野草園公式サイト

野草園の中では、散策路の脇に野草が植えられています。
花の名前や解説が書かれているところが多いので、観察しながら歩いていきます。
階段も随所に出てきますが、なだらかな坂で迂回できたりもします。

野草園の様子。道沿いにたくさん植物が植えられています。

取材した日は5月中旬だったのですが、フタリシズカ、キスゲ、ハナウド、コバノタツナミ、キエビネなどを見ることができました。

フタリシズカ
キスゲ。花の名前が書かれているので、知識がなくても分かります。
ハナウド
コバノタツナミ
キエビネ
野草園の中の道。気持ちよく散策できる道になっています。

他の季節ですと、早春の2月頃に見れるフクジュソウやセツブンソウが人気で、大勢の方が撮影に訪れます。

フクジュソウ (c)KURO
セツブンソウ (c)KURO

その他の季節も四季折々の花を楽しむことができますので、いろんな季節に訪れてみるとよさそうですね。
各季節に咲く花は、野草園公式サイトの「季節の野草一覧」ページで確認できます。

あと野草園では、野草の他にバードウォッチングのための施設もあります。
野草園に入ってすぐ、「バードウォッチングハウス 憩いの館」という小屋があり、そこで野鳥観察ができるようです。

「バードウォッチングハウス 憩いの館」
「憩いの館」の内部。壁には鳥の写真がたくさん飾られています。

小屋の壁には、オオルリ、ルリビタキ、ヤマガラなどの写真が飾られています。この館の中から撮影した写真なのかもしれません。
野草園を訪れるときには、望遠レンズや双眼鏡を持ってくると、ここでバードウォッチングも楽しめるかもしれませんね。

小屋からの景色。かなりいい感じです。野鳥がいなくても景色を眺めるだけでも気持ちよさそうです。

園内は広いので、全体的にゆったりした空気が流れています。
「憩いの館」のほか、園内には東屋もあって休憩できます。

園内の東屋。座って休憩しながら、また観察を続けるのもいいですね。

高尾山に何回か来ていても、登山やグルメ目的の人の中には、まだ野草園に立ち寄ったことがない方もいるのでは? 
四季折々の花を楽しめますので、入口の「開花だより」で気になった花があったら、ぜひ訪れてみてください。

営業時間

時間帯
1~2・12月 9:30~16:00
3~4月 10:00~16:30
5~11月 9:30~16:30

入園料

大人(中学生以上) 小児(3歳以上)
420円 210円

※ さる園と共通。
※ 2019年春から年間パスポート(大人1,800円、子供900円 購入日より1年間有効)が発売。
※ 団体割引、障がい者及び介護者割引あり。

基本情報

住所 八王子市高尾町2179
電話 042-661-2381
HP https://www.takao-monkey-park.jp/

この記事をシェア