東高尾山稜コース(四辻〜草戸山〜三沢峠)
高尾山口からすぐアクセスできる本格トレイル
全長:4.5km
所要時間:2時間10分
難易度:★★★★★
東高尾山稜コースは、国道20号を挟んで高尾山の東側に位置する尾根道です。
茶屋やトイレもなく、高尾山の登山道と比べるとぐっと人が少なくなりますが、高尾山口駅からすぐアクセスできるので、登山者やトレイルランナーに人気のコースになっています。
途中、町田市最高峰の草戸山や、城山湖を通ったりと、高尾山とは反対側の神奈川県側からの登山客も多いエリアです。
三沢峠から先は南高尾山稜コースとなって、大垂水峠まで登山道が続きます。
(東高尾山稜も含めて南高尾山稜と呼ばれる場合もありますが、このページでは「高尾山登山詳細図」にならって東高尾山稜を独立して解説します)
また、このページでは高尾山口駅からアクセスのよい「四辻」を起点として解説しますが、四辻からさらに高尾駅近くまで東高尾山稜コースは続いています。(四辻〜高尾駅近く部分は「金比羅尾根コース」とも呼ばれています)
このコース上のトイレ:なし
高尾山口〜四辻(15分)
まずは高尾山口駅から徒歩2、3分にある、甲州街道の「高尾山入口」信号を目指します。
ここはTAKAO599MUSEUMの近くにあり、甲州街道からお店が立ち並ぶ参道へと入る交差点になります。
「割烹 橋本屋」と「峯尾商店」の間に道があるので、そこを入っていきます。
しばらく歩くと標識があるので、それに従って住宅の横にある細い道を入っていきます。
「こんなところ入っていくの?」と思う細い道ですが、標識を確かめて入っていきましょう。
四辻までは尾根道に出るために標高を上げていくので、少し急なところもありますが、10分ほどで着きます。
四辻〜草戸峠(70分)
四辻から草戸峠までは目立った施設もなく、ひたすら登山道が続きます。
細かくアップダウンが続く長い区間なので、歩きごたえがあります。
展望スポットも休憩場所もあまりありませんが、途中、木々の間からは右手に高尾山、左手に八王子の街並みを垣間見ることができます。
草戸峠〜草戸山(10分)
草戸峠から草戸山へは、目と鼻の先です。
草戸山に到着すると、今までの狭い登山道から久しぶりの広いスペースに出て開放感を味わえます。見晴台やベンチもありますので、ここで休憩をするのも良いでしょう。
草戸山は東京都の八王子市、町田市、神奈川県の相模原市という3つの市の境界線上にあります。
今まで八王子市の高尾山側から歩いてきましたが、町田市の大地沢青少年センター、相模原市の城山湖からも草戸山へハイキングをしてくる人たちがいます。今まで静かな登山道でしたが、軽装の観光客も合流するので、今まではとは少し雰囲気が変わります。
草戸山〜三沢峠(35分)
草戸山からは、左手に城山湖を見ながらの道になります。
この道は城山湖一周の散策路にもなっているので、城山湖の駐車場に車を停めて歩いている軽装の方も多くいます。(むしろそちらの方が多いかも)
しかし散策路とはいいながら、長い階段があったりして、歩きごたえのある道です。
また、東高尾山稜、南高尾山稜を歩く登山者でも、城山湖の駐車場を利用して起点としている人もいます。
三沢峠からは、大垂水峠へ続く南高尾山稜コースのほか、梅の木平バス停、津久井湖(峯の薬師)へ続く道もあります。
どこへ向かうにも時間がかかりますので、帰り道の時間も計算に入れて、計画を立てましょう。
高尾山マガジンには、東高尾山稜コースを歩いたレポート記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
・東高尾山稜コース〜梅の木平
・峯の薬師〜東高尾山稜コース
・高尾駅〜東高尾山稜コース