景信山〜陣馬山コース
縦走路最長の区間。白馬の像を目指していざ陣場山へ
全長:6.0km(陣馬高原下バス停までを含むと9.3km)
所要時間:2時間20分(陣馬高原下バス停までを含むと3時間20分)
難易度:★★★★★
本格的な登山へのステップとして陣馬山までの縦走を考えている方も多いでしょう。
景信山を過ぎるとかなり人の数が減り、観光ではなく登山に一歩踏み出した気分になれるコースです。
道自体で難所はないのですが、途中に施設がほとんどなく距離が長いので、山歩きの装備を準備しておいた方がよいでしょう。(飲み物・食べ物、雨具、地図、ライトなど)
また、途中でたくさんの巻き道や分岐があります。ポイントごとに標識はありますが、地図の準備があると万全です。
スケジュールをたてるときは、陣馬山からの帰りも考えておきましょう。
陣馬山頂から陣馬高原下バス停へは3.2kmもあり、下りでも1時間かかります。日没の時間など考慮して計画するとよいでしょう。
景信山〜堂所山(60分)
景信山から陣馬山の間には、たくさんの巻き道が出てきます。
巻き道とは、登りを避けてより平坦な道で迂回するルートのことです。
陣馬山までは距離が長いので、巻き道を利用して体力を温存するのも良い方法です。特にこの区間は巻き道を使わず頑張って登っても、ピークに標識も何もなく、登りがいがない場合が多いです。
堂所山(どうところやま)は、景信山と陣馬山の中間くらいの位置にある山ですが、眺望があまり開けていないので、時間や体力のない場合は、スルーして先にすすんでもよいかもしれません。
この区間のトイレ:景信山
北高尾山稜コースの解説はこちら。
堂所山〜明王峠(30分)
明王峠まではアップダウンも少なく、歩きやすい道が続きます。
途中の底沢峠では、JR相模湖駅方面への分岐や陣馬高原下バス停へのショートカットコースの分岐があります。時間がなくなったときは、バス停へエスケープすることもできます。
明王峠からも相模湖駅方面に降りれるので、慣れてくるといろんなコースを試せそうですね。
この区間のトイレ:明王峠
明王峠〜陣馬山(50分)
明王峠を過ぎると、途中でJR藤野駅方面へ降りる分岐が出てきます。
この縦走路は県境になっているので、標識も右側が東京都、左側が神奈川県のものになり、味わいが違います。(神奈川県の方が手作り感があります)
陣馬山のシンボルである白馬の像と対面すると、縦走の疲れもふっとびます!
眺望も最高で、晴れていれば丹沢、富士山、南アルプスを一望できます。
陣馬山には茶屋も3軒あるので、開放的な空の下でゆっくり休むことができますよ。
この区間のトイレ:明王峠、陣馬山
陣馬山〜陣馬高原下バス停(60分)
陣馬山縦走で見逃しがちなのが、陣馬山頂からの帰り道。
高尾駅に向かう陣馬高原下バス停までは1時間かかるので、それを計算して行動スケジュールを考えましょう。
(※陣馬高原下バス停へのルートのほか、和田、陣場山登山口バス停から藤野駅に出るルートもあります)
この区間のトイレ:陣馬山、陣馬高原下バス停
陣馬高原下バス停へは、和田峠経由で下山するルートもあります。
和田峠ルートの詳細は、以下の記事を参考にしてください。
また高尾山マガジンには、陣馬山を歩いた登山レポートがありますので、ぜひ参考にしてみてください!