北高尾山稜コース
トレランにも人気の上級者向けロングトレイル
全長:10km
所要時間:5時間
難易度:★★★★★★
高尾山の北側に位置し、20近い小ピークを縦走する北高尾山稜コースは、高尾山周辺では一番のロングトレイル。
全長10kmほどありますが、その間に茶屋もトイレも一切ないため、山歩きに慣れた方向けのコースです。利用する登山客も少ないため、トレイルランニングにも人気のコースになっています。
終点の堂所山からは、どこのバス停に行くにもさらに2時間ほどかかるため、事前にしっかり山行計画をたてましょう。
途中で「八王子城山」や「夕やけ小やけふれあいの里」へエスケープするルートもあります。
駒木野バス停〜富士見台(100分)
北高尾山稜コースへは、裏高尾の駒木野から入るルートと八王子城山から入るルートがありますが、「高尾山登山詳細図」では駒木野からのルートが「北高尾山稜縦走コース」として紹介されています。
「駒木野」バス停へは、高尾駅北口から「小仏」行きのバスに乗車して5分ほどです。(徒歩だと約20分)
参考)高尾駅北口発 小仏行の時刻表|バスナビ.com
また、北高尾のコースは簡単な標識しかないので道迷いに注意しましょう。
心配な方はYAMAPなどGPS機能付きのアプリを見ながら歩くと安心です。
この区間のトイレ:なし
富士見台からは、北高尾山稜を堂所山へすすむほか、八王子城山(八王子城跡)へ向かうルートへも分岐しています。
コンパクトに歩きたいときは、ここで八王子城山にすすむのもよいでしょう。
参考)八王子城跡と御主殿の滝|ブログ|高尾山マガジン
富士見台〜黒ドッケ(100分)
富士見台から先は、奥深い山の中を黙々とすすんでいきます。
高ドッケ、黒ドッケの「ドッケ」とは、山の用語で尖った場所という意味。いくつものアップダウンを繰り返してそんな小ピークを越えていきます。
途中、板当峠で林道(滝の沢林道)と交差しますが、間違って林道をすすまないように注意しましょう。
黒ドッケで「夕やけ小やけふれあいの里」へ向かう道に分岐しています。
この区間のトイレ:なし
黒ドッケに着いた時点で遅くなっていた場合は、「夕やけ小やけふれあいの里」へ向かうことで時間をショートカットできます。
堂所山に向かってしまうと帰りのバスに間に合わなさそうな場合は、ここで判断しましょう。
参考)夕焼小焼バス停の時刻表|バスナビ.com
黒ドッケ〜堂所山(100分)
この区間は尾根を歩く部分もあり、今までよりはやや開放感のある道になっています。
堂所山に近づくにつれ、馴染みのある景信山〜陣馬山の縦走路に雰囲気が似てきます。
ルート途中にある「関場峠」は小下沢林道の終点になっていて林道に接続しています。
この区間のトイレ:なし
堂所山からは景信山か陣馬山に向かったり、あるいは底沢峠から相模湖方面に降りるなど、いろいろな選択肢があります。
いずれのルートでもバス停までそれなりに時間がかかりますので、計画はしっかりたてて行きましょう。
高尾山マガジンには、景信山〜陣場山コースの解説ページもあるので、こちらも参考にしてみてください。