
高尾山の裏側、裏高尾にある犬の専門店「BON BON DOG(ボンボンドッグ)」。来客時だけシャッターが開くガレージショップに、貸切ドッグランと、こだわりのフードや道具がそろいます。編集部の愛犬かなでと一緒に訪ね、武本さんご夫妻にお話を聞きました。

裏高尾に構える、犬のためのスペシャリティショップ
BON BON DOGがあるのは、登山客でにぎわう表の高尾山から少し離れた、八王子市裏高尾町。高尾駅から車で約10分、敷地内に駐車場もあります。
量販店では見かけないフードや道具を、店主が選び抜いてそろえた犬の専門店です。ガレージのシャッターが開くと、棚いっぱいのフードと、壁一面のリードが目に入ります。
お店を営むのは、武本侑大さん・雅美さんご夫妻。看板犬は、ラブラドール・レトリバーのレイ、ドーベルマンのブロ、そして2026年9月に家族になった保護犬のドリーの3匹です。

始まりは、愛犬レイの不調から
お店を始めた一番のきっかけは、レイの体調でした。レイは約1年間、何を食べてもおなかを壊してしまい、食物アレルギーにも悩んでいたそうです。
合うフードを探すには、いろいろ試すしかありません。けれど、量販店で大袋を買っても、合わなければ続けられない。それなら自分たちの店で品ぞろえを増やせば、レイにもいろいろ試せる。そう考えたのが始まりでした。
最初は西八王子でお店を開き、2024年に裏高尾へ移りました。

自分たちが「良い」と思ったものだけを
店内に並ぶのは、武本さんご夫妻が自分たちの犬に使ってみたり、生産者から直接話を聞いたりして、良いと思ったものだけ。裏高尾に移ってからは、イベントや取引先との出会いを通じて、品ぞろえがさらに広がったそうです。

ドライフードに加えて、冷凍ケースには生肉のミンチやボーンブロスがずらり。お店オリジナルの「BONBONDOGラベル」のおやつもあります。


編集部の愛犬かなでも、お店で扱っているビィ・ナチュラルのフードを食べています。切り替えてから食いつきが良くなり、ごはんの前にはお皿を置く場所へ先回りして待つようになりました。
フードや道具だけでなく、雑貨も個性的です。編集部が気になったのは、タイの職人が手編みする愛犬バッグ。店頭の案内によると、カチューという水草を格子状に編み、刺繍もひとつずつ手作業。愛犬の写真をもとに、現地とやりとりしながらデザインを仕上げてもらえるそうです。価格や納期は、お店に相談してみてください。

犬とのトレランにも。丈夫で安心なリード
壁一面に並ぶリードやハーネスも、BON BON DOGの見どころです。

なかでも人気なのが、アメリカ製のリード「リットハウラー」です。日本で輸入代行を手がけるBestieの説明によると、ひとつずつ手作りで、プロ仕様のロッククライミングロープを採用。耐荷重は590kgあります。
金具にもこだわりがあります。わずか24gの軽いアルミ製カラビナは、ロッククライミングと同じオートロック式で、不意に開くのを防ぎます。スイベル(回転金具)がリードのねじれも防いでくれます。丈夫で軽いので、愛犬と一緒にトレイルランを楽しむ人にも選ばれています。
編集部もかなでとのトレイルランで愛用しています。見た目がかっこよく、丈夫なので、山道でも安心して使えます。

貸切ドッグランとメディセル
お店の隣には、完全予約制の貸切ドッグランがあります。地面には、足腰にやさしいココヤシ繊維のマットが敷かれています。

かなでも走らせてもらいました。たくさんの犬が遊ぶ場所なので、いろいろな匂いがするのでしょう。走るより先に、あちこち匂いを嗅いで回っていました。

料金は1時間1,000円(2頭目以降は500円)。貸切なので、ほかの犬に気をつかわずに遊ばせられます。夏(7〜9月)には、敷地内でドッグプールも開かれます。

もうひとつの看板サービスが「メディセル」。専用の機器で皮膚をやさしく吸引しながら、筋膜にアプローチするボディケアです。公式サイトでは、治療ではなく日常ケアやコンディション維持の補助と案内されています。
3頭目の家族、保護犬のドリー
撮影の最後に、編集部から3匹そろっての「おすわり」をお願いしました。侑大さんがコマンドで指示を出しますが、まだパピーのドリーは落ち着かず、なかなかじっとしていられません。見ている側としては、とても楽しい時間でした。

ドリーは徳島県で、まだ目も開いていないころに三兄妹で炎天下に置き去りにされていたそうです。見過ごさずに保護団体へつないだのは、トラックの運転手さんでした。その後、東京の保護団体へ命がつながり、都内の譲渡会で武本さんご一家と出会いました。
保護犬を考え始めたのは、ドッグランで保護犬を迎えた飼い主さんと話す機会が増えたことがきっかけ。小さなお子さんがいるため譲渡条件がなかなか合わず、3頭目を考え始めてから約1年での出会いでした。
名前のDolly(ドリー)は、3頭目の「3」にちなんだもの。Dorothy(ドロシー)の愛称で、「神からの贈り物」という意味も込めたそうです。
「捨てられていた子ではなく、神様が我が家に届けてくれた大切な贈り物だと思っています」と武本さんご夫妻。「ドリーとの暮らしが、誰かにとって保護犬について知るきっかけになればと思っています」と話してくれました。
一匹ずつ、良くしていきたい
お店では、パックウォークやグループレッスン、食のセミナー、料理教室なども開いています。どれも数人で開く小さな会です。
「私たちが目指すのは、大きな夢や目標を叶えることではありません。目の前の一頭と、その家族に真剣に向き合うこと。愛犬との暮らしにある悩みや不安を一つずつ解決し、愛犬が生き生きと輝き、飼い主も心から幸せを感じられる。そんなお客様の愛犬一頭一頭とご家族との幸せを積み重ね、その輪を少しずつ、確実に広げていくこと。それがBONBONDOGの目指す未来です。」と話してくれました。
こんな人におすすめ
- 愛犬の健康や食事について、本当に良いものを選びたい方
- 愛犬のちょっとした悩みや不安を、気軽に相談できる場所を探している方
- 愛犬の身体のケアやコンディションづくりを大切にしたい方
- 愛犬と自然の中で思いきり遊び、豊かな時間を過ごしたい方
- モノを買うだけでなく、愛犬を通じて人や犬との新しいつながりを広げたい方愛犬の健康を考えて、フードや道具をしっかり選びたい人
イベントの日程や営業日は、BON BON DOGのInstagramで確認できます。
店舗情報
| 店名 | BON BON DOG 裏高尾 |
|---|---|
| 住所 | 東京都八王子市裏高尾町680 |
| アクセス | 高尾駅から車で約10分(敷地内に駐車場あり) |
| 営業 | 不定休。営業日はInstagramの営業カレンダーで確認 |
| ドッグラン | 完全予約制。1時間1,000円(2頭目以降500円)、30分700円 |
| メディセル | 初回体験1,100円、小〜中型犬(25kgまで)4,400円、大型犬5,500円 |
| 問い合わせ | InstagramのDM、または公式LINE |
| 公式サイト | https://www.bonbondog.shop/ |
| @bonbondog_248 |
※料金は2026年11月時点の公式サイトの情報です。最新の情報は公式サイトやInstagramでご確認ください。
文・写真:高尾山マガジン編集部

















