高尾駅南口のビルを京王電鉄がリノベする「KO52 TAKAO」が2024年春オープン。高尾ビールやトレランブランドが入居する他、「個商い」入居者を募集
高尾山の玄関口である「高尾山口駅」からひとつ手前の「高尾駅」。この駅の近くにあるビルで、京王電鉄が面白い取り組みを始めます。
高尾駅南口にある京王所有のビルを、高尾にゆかりのある事業者や高尾で仕事を始めてみたい方と一緒に、「高尾」の豊かな暮らしをつくる場にリノベーションするというものです。
この舞台になるのは、高尾駅南口から徒歩2分の「京王高尾ビルアネックス」。
1Fには現在「モスバーガー」が入居していて、2F〜5Fは今まで居酒屋が入居していました。
駅のロータリーに面しているので、ご存知の方も多いかもしれません。
モスバーガーはリノベーション後もそのまま営業を続け、2F〜5Fが大きく様変わりするかたちになります。
施設構成
プレスリリースによると、施設の構成は以下のようになります。
- 2F
「高尾ビール」がマイクロブルワリー兼タップルームをオープン
コーヒースタンドも入居予定
コミュニケーションを醸成する飲食フロアになりイベントスペースも - 3F
10区画の「個商い」区画 - 4F
トレイルランニングギア「Answer4」、アウトドアギア「ストライドラボ」が入居予定 - 5F
3区画の「個商い」区画(1区画は美容サロンが入居予定)
2Fには高尾で人気の「高尾ビール」が入居し、4Fには現在は高尾の別のビルに拠点を構えているトレイルランニングギアの「Answer4」が入居、また、聖蹟桜ヶ丘など全国に11店舗を構えるアウトドアギアショップ「ストライドラボ」が入居します。
これだけでも、クラフトビール、トレイルランニング、アウトドア好きにはたまらない施設になりそうです。
「個商い」とは
3Fと5Fには、このビルの大きなコンセプトのひとつである「個商い」のスペースが設けられます。
「個商い」とは、商材や金額の大小ではなく、趣味や情熱など大切にしたい個性・価値観をお客さまと共有することで、お互いが豊かになれる商いのこと。
「小商い」の間違いではなく、このプロジェクトのためにつくられた造語になります。
個人事業主や新たに高尾エリアで開業したい人が、初期費用を抑えながら借りれるように、フロアを小さな区画で区切ったスペースが提供されます。
最小で約9m2から最大で約27m2までの区画が用意されており、小規模な店舗や事務所としての用途が想定されています。
実はこの数年で多くの方が都心などから高尾へ引っ越してきています。
コロナによるリモートワークの普及で住む場所の選択肢が増えた今、山などの自然が近い、子育てしやすい環境、始発駅という利便性から高尾は注目を集めています。
中にはクリエイティブな仕事をしている方たちも多く、高尾ではそんな方たちによるお店ができてきたり、コミュニティが広がってきています。
今回の施設はそのような背景の中、高尾に住む人にとってはもっと「居心地が良く、常に発見のある場所」、事業主にとっては「自分のお店を構えやすい場所」を提供し、双方のコミュニケーションを誘発することで、より街が豊かになることを目指したものになっています。
施設の名称は「KO52 TAKAO」(“ケーオーゴーニー タカオ”)。
京王高尾線高尾駅の駅番号「KO52」を由来にするとともに、「いつでも気軽に施設に行こう」という「52=GOTO(行く)」と「入居者やお客さまが自由につながる場所」という、どうぞ「52=ご自由に(ごじゆうに)」の2つの想いを込めて「KO52 TAKAO」と名付けられたそうです。
入居者募集・合同出店説明会
開業は2024年の春が予定されていますが、「個商い」区画へ入居を希望する方に向けた合同出店説明会が、11/22(水)、11/27(月)に開催されます。
入居者として応募するには、合同出店説明会の参加が必要になりますので、興味を持っている方はぜひチェックしてみてください。
また、個商い入居者の交流促進や運営サポートには、高尾ビール代表の池田周平さんが、プロジェクトパートナーとして参画します。
【関連】高尾ビール・池田周平さん インタビュー
高尾の暮らしをより豊かにする取り組み、楽しみですね。
施設についての詳細、合同出店説明会についての情報は、京王電鉄のプレスリリースや公式インスタグラムをご覧ください。