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高尾山口駅前の川沿いエリアが整備されリニューアルへ。11月から工事が開始。

更新日:

投稿日:2020/11/11

高尾山口駅を降りると、多くの観光客・登山客がケーブルカー駅へと歩いていきますが、その左側に「案内川」という川が流れています。
八王子市は、この案内川および周辺を「(仮称)高尾山ふもと公園」として整備することにしていて、2020年11月からいよいよ工事が始まりました。

八王子市のHPをみると、数年前から高尾山口駅周辺地区の整備が計画され、地元住民、市民、学識経験者でワーキンググループがつくられ、準備がされていたことがわかります。
参考)高尾山口駅前水辺広場利活用ワーキンググループについて|八王子市公式ホームページ

HPに掲載されているワーキンググループの活動内容をまとめたチラシ「かわら版」には、整備方針の模型や図があり、完成したあとの姿を想像することができます。

ワーキンググループで使われていた模型。「かわら版(第一号)」から。
(仮称)高尾山ふもと公園整備方針。「かわら版(第三号)」から。

大きなポイントとしては、階段広場ができて川に降りていけるようになることです。
案内川でお子さんが遊んだり、水に触れたりする、新たな楽しみ方ができるようになりそうです。

整備される案内川。甲州街道(国道20号)側から見たところ。

また植栽の整備もされるようで、今は木々でふさがれて見通しが悪い空間も、明るく水辺の景観を楽しめる広場へ変わりそうです。
ワーキンググループであがった意見をみると、現在は見通しが悪いため防犯性に欠けたり、管理面でも問題があったようです。
この整備に伴い、今まであった大きな観光案内看板やイチョウなどの木々は伐採されます。
慣れ親しんだものなので少し寂しい気もしますが、空間として改善されることを期待したいですね。

既に工事が始まっています。撮影:2020/11/11
観光客を出迎えた観光案内看板も11/9に撤去されました。このイチョウの木の紅葉も今年が最後。
現場に掲示されている工事の案内。

工事は八王子市による公園の工事に先がけて、東京都による防災工事(河川の護岸工事)が行われるかたちになるようです。
まずは現在、防災工事が行われています。
案内川は去年(2019年)の台風でも氾濫していますので、護岸整備を行い防災性の向上も図られます。

防災工事の終了は令和3年(2021年)6月下旬とのこと。
この防災工事で川へ下りる階段はできるようですが、その先の公園工事のスケジュールは未定のようです。(令和3・4年度以降?とちょっと先みたいです)

工事の進捗があれば、また写真などアップデートしていきたいと思います。
駅前ホテルも2021年夏にリニューアルオープンすることが決まっていますので、2021年は高尾山口駅前の景観がまた変わってきそうですね。

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