高尾山口で存在感を放つトリックアート美術館!映え写真を撮るのに最高
京王線に乗って高尾山口駅直前のトンネルを抜けると左に現れる、巨大で独特な建物がトリックアート美術館です。入ったことはないけれど見たことはある、興味があるという人はかなりいると予想します。
高尾山口が誇る一大文化施設、トリックアート美術館とはどんな場所なのか?そして楽しむためのポイントはどこにあるのか?
実際に入館して体験してみた僕がレポします。
トリックアート美術館とは?
高尾山口駅前で圧倒的な存在感を放つトリックアート美術館は、すでに20年以上の歴史を持ち、高尾山を訪れる人をいつも楽しませてきました。
人間が起こす「錯覚」を利用して、絵なのに「本物」かのように見せるのがトリックアート。4階建ての美術館に所狭しと展示された絵のどれもが、入館者をだまそうとして待ち構えています。僕もその多くにだまされました。
高尾山を訪れる人に鮮烈な印象を残す
高尾山を訪れる人の多くは自然とふれあうことを目的としています。しかし、人によってはトリックアート美術館のたたずまいが頭に残り、気になってしょうがなくなることもあるでしょう。それならば、行ってみるが吉ですよ。
展示はとても多く大人も楽しめる
トリックアート美術館に入ると、展示に自信を持っていて、入館者に楽しんでもらおうという強い意志があることを感じます。案内してくれるお姉さんの話にも熱がこもり、トリックアートの世界に引き込まれていくのです。
4階建てだけあって、展示の数はかなりのものですよ。1つ1つしっかり見ていくと1時間では足りません。トリックアートの内容はエジプト関連のものが多いですが、天狗や滝行など高尾にちなんだものもあります。実は大人も子どもも楽しめるハイスペック美術館なのです。
トリックアート美術館の楽しみ方
トリックアート美術館は、静かに絵を楽しむ場所ではありません。絵に触ってもいいし、驚いて声をあげてもいい。トリックアートは「体験」するものなのです。
そして、SNS世代に特におすすめします。理由は圧倒的に映えるから!
全ての展示で写真を撮りたくなりますよ。
目を奪う数々の展示
壁一面にトリックアートが描かれた空中神殿や自然公園スペースのほか、額におさめられた絵を楽しめるスペースなど展示の数がとても多いのも特徴。一つ一つに解説文がついているので、時間があるならのんびり巡ると楽しいですね。
展示以外の部分でも芸が細かいのがトリックアート美術館。床に1000円札が落ちていると思ったら、まさかのトリックアート。リアルな猫ちゃんとベンチの背もたれも絵でした。
あらゆるところに入館者を「だまされる快感」へと導く工夫がされています。注意深く周囲を見渡してみてください。
写真を撮るのも絵に触るのも全然OK!
普通の美術館では館内では静かにするのが当たり前。絵に触るなんて言語道断です。しかし、トリックアート美術館では真逆ですよ。
館内では子どもたちが楽しそうに歓声をあげ、大人も童心に帰ってニコニコしています。そして、写真もガンガン撮って構いません。お気に入りのトリックアートがあったらすかさず撮影しておいてくださいね。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、トリックアートに合わせてポーズを決めてみると思い出に残りますよ。
映える写真をSNSに投稿しよう
トリックアート美術館で撮影した写真をSNSに投稿すれば、「いいね」されること間違いなし。トリックアートは写真に収めることで実物感がまして、だまし絵の世界に被写体が溶け込んでいる感覚を与えます。
普段SNSにおしゃれランチを投稿している人も、たまにはパンチの効いたトリックアートを投稿してみてくださいね。
トリックアート美術館をさらに楽しむために!
トリックアート美術館を楽しむためには、2人以上で行くことをおすすめします。
僕は一人でいきました。それはそれで楽しかったのですが、周りのみなさんが楽しそうに写真を撮り合っているのを見て少しだけ寂しくなりましたよ。
2人以上で行くのがおすすめ
入館しようとすると館長さんに「2人とか大人数で入ると楽しめますよ」と声をかけられました。しかし、その日の僕は「長年高尾山口駅から見ていたトリックアート美術館に今日こそ足を踏み入れる」と強く誓っていたので、心は折れることなく一人で入りました。
一人だと、展示を見て「ほう」「へぇ」と楽しめるのですが、共感してくれる人がいないのが難点。自分の驚きを誰かに伝えたいと思うのが人間のサガですね。
あと、写真を撮って楽しむのがトリックアート美術館の王道なのも、一人だと楽しさが半減する理由。友達や家族とワイワイ写真を撮りながら進むのがおすすめです。
とはいえ、僕は一人でもなかなか楽しかったと申し添えておきましょう!
オープンカフェテラスで一休みしよう
トリックアート美術館には一休みできるテラスがあります。入館時にもらえるコインを自販機で使って、コーヒーなどを飲みながらテラスでゆっくりすると登山の疲れが癒えますよ。
山と高尾山口駅を一望できる特等席で、トリックアート見物で疲れた脳も癒しましょう。
トリックアート美術館の入館料など
開館時間は4月~11月が10:00~19:00で、12月~3月は10:00~18:00。原則無休ですが、補修やリニューアルで休むこともあるようです。
通常入館料は大人が1330円。詳しくはトリックアート美術館のWebサイトを見てくださいね。
まとめ
高尾山口駅にそびえるトリックアート美術館は、実は展示にこだわっていて大人も子どもも楽しめるスポットでした。ワンドリンク付きのテラスでのんびりできるので、登山帰りに疲れた時にフラッと寄ってみるのもいいですね。
気になっていた人もそうでない人も、トリックアート美術館に足を運んでみてください。「だまされる快感」は思いのほかいいものです。