ユリ科
山野の日当たりのよい林のふちや草原に生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
同じユリ科のアマナに似て黄色い花を咲かせることから、その名が付けられた。
アマナは茎の先に1個の花しかつけないがキバナノアマナは茎の先に数個の花をつけ、多いものでは10個にもなる。
花は直径約2~2.5センチで、花びらは6枚。
花びらの内側は黄色く、外側は緑色をおびる。
花の下には、緑色の小さな苞葉(ほうよう:花のつけねにある葉が変形したもの)がある。
花柄(かへい)の長さはふぞろいで、約1~5センチ。花は晴れた日に開くが、雨や曇りの日は閉じている。
根生葉(こんせいよう:茎の根もと近くから生える葉)は1枚つき、長さ約15~20センチと細長く、花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)よりも高くのびる。
やや厚みがあり、白っぽい緑色をしている。
花が終わると長さ約7ミリの球形の実をつける。
●季節 3月下旬~4月中旬頃
●高さ 約15~20センチ
●場所 裏高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)