ウマノスズクサ科
山地の林の中に生えているつる植物。
低い木にからみついて、楽器のサキソフォンのように見えるユニークな花を咲かせる。
果実がウマノスズクサに似て、葉が大きいことから、その名が付いた。
花は黄色で花びらはなく、萼片(がくへん)が筒状になったもの。
内側には紫色のしま模様が見える。
葉は広く、約8~15センチ。ハートのような形で、厚みがあり、裏面はやや白く見える。
やわらかい毛が生えているが、表面の毛は後でなくなる。
有毒成分が含まれているが、ジャコウアゲハという蝶の幼虫は、毒を体にためて外敵から身を守るためにその葉を食べる。
秋に実は黒く熟し、割れると種がぎっしり入っているのがわかる。
●季節 5月上旬~5月下旬頃
●高さ -(つる性木本)
●場所 北高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)