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ゴールデンウィークの高尾山。山頂などは混雑しているがコロナ以前よりは少なめ?(2022年5月3日)

更新日:

投稿日:2022/5/3

2022年のゴールデンウィーク後半が始まった5月3日、さわやかな天気に恵まれた高尾山には大勢の登山客・観光客が訪れました。
GWは紅葉と並んで高尾山が最も賑わう時期。
ただ、とても混雑はしているのですが、コロナ以前に比べればやや人出は少なめのような気がしました。
今年は久しぶりに行動制限のないGWなので多くの人が近場の高尾山よりは遠出をしている、あるいは外国人観光客がまだ戻ってきていない、などあるのかもしれません。
人が集中してしまう山頂や狭い道などは渋滞してしまうのですが、それ以外は割と快適に歩くことができました。

高尾山口駅

高尾山の玄関口、京王線の高尾山口駅に着いたのは午前10時頃。
山頂でお昼を食べるスケジュールで行動する人が多いので、このくらいが一番混雑する時間帯です。
電車が高尾山口駅に着くと、大勢の人がホームや改札口にあふれます。
駅のトイレにも大勢の人が並んでいました。

電車が到着するとホームに人があふれます。

しかし、確かに人は大勢いるのですが、改札を抜けると空間は少しゆとりがあり、そこまで混雑している印象はありません。
コロナ以前だともっと混雑していたのですが、それに比べるといくぶん人出は少なめなのかもしれません。

高尾山口駅前。混雑はしているが、以前ほどではない。

高尾山口駅からケーブルカー駅までの細い道など、人が密集してしまうところはどうしても混みますが、そこを抜ければそこまでギュウギュウな印象はありませんでした。

細い道は人が集中して混雑してしまう。

ケーブルカー清滝駅

ケーブルカーやリフトは、毎年GWには長い列ができます。
しかし例年GWだと60分待ちのこともあったのですが、この日は午前10時30分時点で30分待ちでした。

ケーブルカー清滝駅前。そこまで混んでいない。
ケーブルカーに乗車する人の列。
待ち時間はケーブルカーもリフトも30分。

しかしそのかわりに、ケーブルカーを利用せず、ふもとから歩いて登る人が多く見られました。
ふもとからは、1号路6号路稲荷山コースで山頂を目指せるのですが、どのコースにも人がたくさん入って行く様子が見られました。
特にすべて舗装路で登れる1号路には、多くの人が向かっていました。
ケーブルカーが30分待ちくらいであれば、待った方が上までは早く着くのですが、皆さん密を避ける気持ちがあるのか、乗り物より歩いて登る人が多かった印象です。

1号路(右)に向かう人が大勢いました。

1号路(ふもと〜ケーブルカー高尾山駅)

僕もこの日は1号路で登ってみました。
ふだん1号路のこの区間はそんなに歩いている人がいないのですが、この日は大勢の人が歩いていました。

1号路にはたくさんの人が。普段はこんなに人はいません。

実はこの区間は、確かに舗装路で歩きやすくはあるのですが、結構勾配が急できつい道なのですよね。
途中から登山に慣れていない人は、結構つらそうにしていました。

【YouTube】1号路のこの区間の紹介動画はこちら

勾配が急なところでは、休憩をとる人も大勢いました。

1号路(中腹)

中腹に着くと、ケーブルカーやリフトで登ってきた人たちと一緒になってさらに賑わいます。
ただ1号路の中腹の区間は道幅も広いので、そこまで歩きにくい感じでもありませんでした。
お昼時になると、道沿いにあるお茶屋さんには列ができていました。

1号路沿いにある広場「霞台」。天気が良くて皆さん楽しそうです。
薬王院の手間にある茶屋「ごまどころ権現茶屋」。団子などを買う人で賑わっていました。

薬王院

1号路で山頂を目指すと、途中で薬王院を通ります。
境内は賑わっていて、本堂に参拝するための列が階段にできていました。
ただ、そこ以外は特に混雑もなく、割とゆったりと歩くことができました。

本堂への参拝を待つ列。
ただ本堂前に来てみると、参拝の列以外はそんなに混んでいません。

1号路(薬王院〜山頂)

薬王院から山頂へは境内にある階段をいくつか登っていくのですが、GW時期は毎年ここで列ができてしまいます。
ただ、例年に比べればこの日は列が短いようでした。

本堂横から山頂へ向かう階段。以前はここから既に長い行列ができていました。
この日は、本社の横から列ができていました。
奥の院に向かう階段で渋滞が起きています。
薬王院を抜けると山頂までは山道。ここも渋滞気味です。

もし、ここの混雑を避けたければ、「富士道」という裏道を利用することができます。
富士道は舗装こそされていませんが、山頂まで階段がなくなだらかな道なので、ベビーカーを使っているファミリーにもオススメの道です。チェックしてみてください。

山頂の手前までくると、1号路以外のコースで来た人たちと合流します。
ここで一気に人が増えます。

山頂のすぐ手前。1号路以外のコースと合流し、さらに人が増える。

高尾山山頂

1号路を歩いていると、混んでるとはいえそこまでではないかな?と思っていたのですが、山頂はかなり混んでいました。
1号路以外のすべてのコースを歩いた人が集中する山頂は、やはり混雑します。

高尾山山頂。どこもかしこも人がいっぱいです。
展望台付近もたくさんの人。
茶屋にも行列ができていました。
標識の近くには記念撮影の人だかりが。

しかし、それでもコロナ前よりは人がいくぶん少ない印象はあります。
以前だったらお昼を食べるスペースが本当になかったりしたのですが、今年はまだスペースに余裕があるように思えます。
ただ、かなり混雑していることには違いないので、混雑が嫌な方はできるだけお昼時を避け、早めに山頂に着くようにした方がいいかもしれません。

下山時の混雑(ケーブルカー高尾山駅)

ケーブルカーやリフトは下山時も混雑します。
下山時は上りと違って整理券が発行されます。
整理券は番号が呼ばれるまでは並んでいなくてよいので、隣接する「高尾山スミカ」でお土産を見たり、おやつを食べたりして過ごすことができます。

奥がケーブルカーの列。整理券制なので列は短め。右は名物「天狗焼」の列。

リフトも同様に整理券が発行されます。
この日、リフトは45分待ちでした。
45分という待ち時間を聞いて、1号路を歩いて下山する人が多く見られました(僕も歩いて下山しました)。

1号路は下山時もたくさんの人がいました。

ふもとの飲食店

下山したら、山の上と同じくふもとの飲食店にも列ができていました。
高尾山はとろろそばが名物なので、皆さん並んででも食べて帰りたいですよね。

蕎麦屋には昼をだいぶ過ぎても列がありました。

* * *

以上、GWの高尾山レポートでした。

この日の様子は、動画でもYouTubeにアップしているので、ぜひあわせてご覧ください。

コロナ以前よりやや空いているとはいえ、GWの高尾山はやはりかなり混雑します。
混雑を避けるポイントとしては、
1)早めに着いて登って、早めに下山する(昼前には下山)
2)人の少ないコースを選ぶ(1号路・6号路は混雑する)
などが考えられます。

あと、この日は高尾山付近の道が大渋滞になっていました。
高尾山の近くに圏央道の「高尾山IC」があり、この日はGW後半初日ということで高尾山ICへ向かう車も多かったせいもあります。
GWは高尾山の駐車場もすぐ満車になってしまいますので、電車でアクセスすることをオススメします。

混雑を避ける行動をして、新緑がさわやかな高尾山で快適な山歩きを楽しんでください。

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