![](https://mttakaomagazine.com/wp-content/uploads/2024/06/1d4df5a968c338b1c5480d5399704d04-180x120.jpg)
高尾山は山岳信仰が盛んで、薬王院でもいたるところで天狗の像などを見ることができます。
特に本堂の左右に据えられている巨大な大天狗、小天狗の面は、必見です。
向かって右側にあるのが、赤い顔の大天狗。大天狗は強い神通力を持っているので鼻が高いと言われています。別名、鼻高天狗とも呼ばれるそうです。
![大天狗 向かって右側にある大天狗の面。](/wp-content/uploads/2011/10/183633_586737448237_194602527_33055655_4440333_n-450x450.jpg)
向かって左側に据えられているのが、青い顔の小天狗。口がくちばしのようなかたちをしています。別名烏天狗と呼ばれます。
あまりに鮮やかな緑なので、僕は最初河童の面なのかと思ってしまいました(ごめんなさい)。
![小天狗 小天狗](/wp-content/uploads/2011/10/185723_586737463207_194602527_33055657_4036134_n-450x450.jpg)
大きな面ではありますが、遠くからは布に隠れてよく見えなかったりします。近づいてみるとその大きさにびっくりします。
![IMG_0364 本堂](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0364-450x300.jpg)
面を固定している板の枠には、面を奉納した方の名前が入っています。
赤い大天狗には「登山八十八周年記念 高尾山有信講」、青い小天狗には「登山五十周年記念 江原一心講」とあります。
いつ設置されたものかはわからないのですが、88年といえば平成と昭和を足した年数くらいですので、おそらく明治時代から始まった講による奉納のようです。富士講のように多くの講がつくられて、信仰されていたのでしょうね。