更新:

撮影日:2018/9/23  撮影者: 編集部

セリ科

山地の林ふちや林内、草地などに生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
直立してのびる茎は上部で少数に分かれ、暗い紫色をしている。

白い花が多いセリ科のなかでは珍しく暗い紫色の花をつけるが、まれに緑色や白い花のものが見られる。
花の直径は2ミリほどで、枝先の花序(かじょ:花をつけた茎)に多数つく。
5枚の花びらは内側を向いているため、開いてもつぼみのように見え、中から長い雄しべがつき出る。

葉は3枚がワンセットでつく複葉。
小葉(しょうよう:複数の葉で構成される葉形のひとつひとつの葉のこと)は長さ約3~6センチの楕円形で深く裂ける。
ふちに粗い鋸歯(きょし:葉のふちにあるノコギリの歯のようなギザギザ)があり、裏面は白っぽい。
葉柄(ようへい)のもとの部分が、袋状にふくらんださやとなって茎を抱くのが特徴。
実は長さ6ミリほどのつぶれた楕円形で、カレーのような香りがする。

●季節 8月下旬~10月上旬頃
●高さ 約80センチ~1.5メートル
●場所 1号路、5号路、裏高尾、奥高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:2018/9/23  撮影者: 編集部

この記事をシェア