リンドウ科
山地の林内や草原など、日当たりのよいところに生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
茎は直立してのび、枝分かれはしない。
漢字で「竜胆(りゅうたん)」と書き、名前はその音に由来する。
枝先や葉の脇に青紫色の花を上向きにつけ、日が当たっているときだけ開く。
花は長さ約4~5センチのつりがね形で、先は5つに裂け、その間に三角形の小さな突出部分がある。
花の内側には茶褐色の斑点が入る。
葉は長さ約3~8センチの細い楕円形で、茎を抱いて向かい合ってつく。
3本の葉脈がよく目立ち、ふちには細かい突起があってざらつく。
実は枯れた花びらに包まれてつき、熟すと2つに割れて、翼がついた細かい種を出す。
根茎を乾燥させたものは、健胃薬として用いられる。
●季節 10月中旬~11月中旬頃
●高さ 約20~80センチ
●場所 奥高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)