更新:

撮影日:12/03/27  撮影者: s_endo

ユリ科

沢沿いの湿った林のふちや木陰に生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
まっすぐにのびた茎に、大きな葉がマントを羽織るようについている姿が印象的。その中心から小さな花がつき出すように1つ咲く。
花の色は緑色からこげ茶色と変化があり、高尾山では緑色のものが多い。
花びらはなく、長さ約1.5~2センチの萼(がく)が開いている。
葉は長さ、幅とも約10~15センチの先が少しとがった広い卵形で、3枚の葉が茎をとりかこむようにつく。

中国で地下茎(ちかけい)を乾燥させ「延齢草根(えんれいそうこん)」という漢方薬として用いてきたことからその名が付けられたが、全草に有毒成分が含まれており、誤って食べると激しい嘔吐などの症状をひきおこすので注意が必要である。

●季節 4月上旬~5月下旬頃
●高さ 約20~40センチ
●場所 1号路、裏高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:12/06/08  撮影者: s_endo

この記事をシェア