高尾駒木野庭園
高尾山に登ったついでに、もう少しだけ足を延ばしてどこかに寄り道をしたい・・・
そんな方におすすめしたい場所の1つが「高尾駒木野庭園」です。
もちろん、高尾梅郷梅祭りに行ったついでに寄ってみるのも良いですよ!
高尾山の懐に抱かれた日本庭園で、本格的な日本建築の旧民家や、枯山水、草花や池、鯉などを愛でたり喫茶室で抹茶セットをいただきながら、ゆっくりと時を過ごすのも、なかなかオツなひとときかもしれません!
場所は、国道20号線から、旧甲州街道に少し入ったところで、京王線高尾山口駅から、徒歩15分、高尾駅からは、京王バス「小仏」行きで「病院前バス停」下車してすぐの場所にあります。
(私が訪れたのは昨年なので、写真は2014年のものになります。)
今回家内と娘2人と、合計4人で訪れました。
庭園は、日本建築側の出入り口と、庭園側の出入り口と2個所あります。
私たちは、庭園側のほうから入って行きました。
まず目に飛び込んできた光景はきれいに整備された、庭園や庭木、石に囲まれた蓮池です。
さらに進んでいくと、決して広いとは言えない園内ですが、その分、回遊路や石橋、藤棚、盆栽棚など、目を楽しませてくれる趣向が凝縮されています。
庭木などの自然、石造りの橋、いたるところに、人の手によって造形された造形美のようなものが感じられ、しばらく見入ってしまいたくなるような、時間を忘れさせてくれるような空間でした。
そして、ひととおり庭園内を散策した後は、いよいよ旧民家の中に入ってみます。
もともとは小林病院という住居兼医院だったそうです。
入口を入って最初に見えるのは喫茶室です。
メニューに書かれた抹茶セットや煎茶セット、コーヒーセットなどに、かなり惹かれてしまいました(笑)が、遅い昼食を食べたばかりなので、また次回にとっておくことにします。
旧民家の中は自由にみてまわることができます。
かなりざっくり言うと、昔の、昭和の家・・という感がして、少し懐かしさを覚えながらみてまわります。(実際の建造は大正年間とのことです)
いざ各部屋を歩いて進んでいくと、枯山水(白砂の上に大小の自然石や植栽などを組み合わせた庭園形式)の庭が望める部屋や、路地(茶室に付随する庭園の通称)、日本庭園が見渡せる開放的な間取り、掛け軸や盆栽など、随所随所に見どころがあり、これまた、旧民家の中でしばらく時を忘れてのんびりとしたくなるような気分になるのは、タイムスリップしたような空間だからでしょうか・・・
旧民家内の説明書きを読んでみると、昔存在した庭園に抜ける地下通路のことなど、興味深いことも書かれていましたので実際に目で見て確かめてもらえればと思います。
きっとご年配の方のほうが、喜ばれるのではなかろうかという思いから、今度は、「おじいちゃん、おばあちゃんもつれてまた一緒にこようね!」と娘たちと会話をしながら、庭園を後にしたのでした。
今回ご紹介した高尾駒木野庭園は入場は無料です。
公衆トイレも完備されていますよ。
住所は、東京都八王子市裏高尾町268-1
詳細は、駒木野庭園のウェブサイトもご覧になってみてください!
また、この駒木野庭園のすぐ近くにはお蕎麦の名店「蕎麦と 杜々」さんがあります。
歩いて行けますので、ご興味のある方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?