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撮影日:12/10/30  撮影者: s_endo

キク科

山地の林のふちや道端に生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
茎の上部で分かれた枝先に、黄色の花が1個横向きにつく。
その姿が煙管(きせる)の先端部につく雁首(がんくび)に似ていることから、その名が付けられた。

花はたくさんの小さな花が密生する頭花(とうか:筒状の小さな花が密生して、ひとつの花に見える花)で、直径は約6~8ミリ。
花の外側に開く舌状花(ぜつじょうか:筒状花(とうじょうか:中央に密集する、花びらのつかない筒状の花)の周囲にある、一般に花びらとよばれる部分)はなく、筒状花だけなのであまり目立たない。
花のすぐ下に2~4枚の小さな苞葉(ほうよう:花のつけねにある葉が変形したもの)が、茎をとりかこむようにつく。

葉は長さ約7~20センチの長い楕円形で、茎に互い違いにつく。
ふちにはふぞろいの浅い鋸歯(きょし:葉のふちにあるノコギリの歯のようなギザギザ)があり、両面にやわらかな毛が生えている。
根生葉(こんせいよう:茎の根もと近くから生える葉)は、花の時期には枯れてしまう。
花が終わると、長さ約3.5ミリくらいの種をたくさんつける。

●季節 8月中旬~10月中旬頃
●高さ 約25センチ~1メートル
●場所 1~6号路、稲荷山、蛇滝、裏高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

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