稲荷山コース上り(1)清滝駅〜あずま屋
稲荷山コースの上りルートの入口は、6号路と同じくケーブルカー清滝駅(ふもとの駅)の左側になります。
ケーブルカー駅の左を入っていくと、階段を登っていく登山コース入口が見えます。ここが稲荷山コースの入口になります。ちなみに舗装道路をそのまま進むと、6号路になります。
橋を渡るといきなり急な階段が出てきます。稲荷山コースは、入口から中間地点のあずま屋(稲荷山)までが急勾配が多く、あずま屋から山頂近くまでは比較的なだらかな道が続きます。
10分ほど登ると、「旭稲荷」というお稲荷様が現れます。稲荷山の名前の由来にもなっている神社です。お稲荷様の前は広場のようなスペースになっています。
道は階段から、岩がごつごつした道になっていきます。
このコースは他のコースに比べ、岩や木の根、一部滑りやすいところも多いので、特に雨上がりの日などは注意してすすみましょう。
稲荷山コースでは、よく遠足の児童たちを見かけます。道幅があったり休憩スペースがあったりで、引率しやすいのでしょう。子どもたちが元気に「こんにちわー」と言って降りてきます。
木の根の露出しているところが多くなってきます。稲荷山コースは尾根道なので、土が流されやすく、岩や木の根が露出しやすいらしいです。
ひとしきり登ると傾斜がなだらかになってきます。
稲荷山コースは植林されたスギやヒノキ、自然林の間を通っていきます。高尾山の登山コースの中では、一番南側を通っているので、木々の間から日差しが差し込み気持ち良く歩けます。
なだらかだった道がまた傾斜がきつくなってくると、そろそろ中間地点のあずま屋が近くなってきます。
長い階段が出てきて、それを登るとあずま屋と巻き道の分岐点が出てきます。
岩のごつごつした道が二手に分かれています。標識を見ると右があずま屋、ひだりが巻き道となっています。
巻き道というのは、坂を登らないでも迂回して先につながっている道です。右のあずま屋方面に行けば展望台があり景色を楽しめますが、特に展望台に用がなければ巻き道で体力をセーブして進むこともできます(ちなみにここの巻き道は途中で展望が開け、景色を楽しめます)。
展望台からは新宿や池袋の高層ビル、天気が良ければ筑波山まで見えるということです。
あずま屋近くにはトイレもありますので、山頂まで不安な人はここで済ませていくとよいでしょう。
※ 以前あずま屋近くにあったトイレは、老朽化のため撤去されました。
(写真は2011年9月撮影)
→次の記事 稲荷山コース上り(2)あずま屋〜山頂
高尾山マガジンには、地図などもある稲荷山コースの詳しい解説ページがあるので、こちらも参考にしてください。