今こそ見たい高尾山が舞台のドラマ『ハコイリムスメ!』 主演は飯島直子と深キョン
高尾山はいろんな本やマンガなどで扱われていますが、かつて高尾山を舞台にしたドラマがあったのをご存知でしょうか?
今から18年前になりますが、2003年に放送された『ハコイリムスメ!』は、高尾山の中腹にある茶屋「十一丁目茶屋」が実家である姉妹の話。
ドラマではケーブルカーや参道、たこ杉やビアマウントなど、高尾山ファンにはおなじみの場所でたくさん撮影が行われていています。
主人公の姉妹役には、飯島直子と“深キョン”こと深田恭子。
十一丁目茶屋の主人で姉妹の父親役に地井武男、ケーブルカーの乗務員に勝村政信、さる園のスタッフに古田新太という、実力派キャストが揃っていて、ドラマとしても面白く仕上がっています。
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ドラマのあらすじ
『ハコイリムスメ!』は、フジテレビ系の火曜夜10時に放送されていた連ドラ(制作:関西テレビ)。
都会で挫折した姉(古森花:飯島直子)と、都会に憧れている妹(古森灯:深田恭子)が緑豊かな高尾山を舞台に、さまざまな恋愛模様をくりひろげていく…。
姉妹のほかに、十一丁目茶屋の家族やケーブルカーの乗務員、さる園のスタッフ、地元のお店の人々が織りなすハートフルストーリーです。
全10話が放映されました。
見どころは昔の高尾山
ドラマが放送されたのは2003年。
高尾山が近年観光地としてブレイクしたのは、2007年にミシュラン三ツ星に選ばれたのがきっかけですが、ドラマはその前になります。
そのせいかドラマでの高尾山はかなり山奥扱いされています。
主人公が彼氏に、または面接で実家が高尾山であることを言えないなど、都会と対比して山奥の田舎、という設定になっています。
現在は高尾山というとかなりメジャーな観光地なので、今だとそのような設定にはならなかったでしょう。
ドラマの中では、18年前の高尾山の様子を見ることができます。
基本的には大きく変わっていないのですが、ケーブルカーがひと世代前の車両だったり、十一丁目茶屋横にあるかすみ台にはベンチがなく代わりに看板が立ってたり、1号路の金毘羅台と思われる場所も丸太のベンチがあるだけの素朴な展望台でした。
599MUSEUMの場所には昔あった「東京都高尾自然科学博物館」の看板があったり、高尾山好きならちょっとマニアックな楽しみ方ができそうですよ。
また、高尾山でおなじみの場所がドラマで使われているのも、見ていて楽しいです。
1号路のたこ杉はよく登場しますし、ケーブルカーの車内でも頻繁に撮影が行われています。
ふもとの氷川神社では妹役の深田恭子がお百度参りをしていたりします。
ちょっと面白いのが、ドラマの中ではケーブルカー清滝駅前のお土産屋「四季の桜」あたりにバーがあって、夜な夜な高尾山の人たちがお酒を飲んでいます。
実際とは違うドラマ上の設定ですが、本当にそんなお店があったら楽しそうですね。
あと注意点は、高尾山の施設のように見えて、実際は違う場所で撮影されているものもあります。
さる園は多摩動物公園で、吊り橋や河原は檜原村で撮影されたようです。
昔の吊り橋はこんな感じだったのか、と思うと違ったりしますので、ご注意ください。
参考サイト)ハコイリムスメ! ロケ地ガイド
著作権の関係でドラマの画像をお見せできないのが残念ですが、高尾山好きなら見て面白いこと間違いなし。
ぜひご覧になってみてはいかがですか?