高尾山近くの裏高尾には「高尾梅郷」と呼ばれる梅の名所があります。
高尾駅と小仏を結ぶ旧甲州街道に沿って8つの梅林が点在し、約1万本ともいわれる梅が咲き誇ります。
例年初春に開花して観光客を楽しませてくれますが、今年2022年は少し開花が遅いようで、3月初旬はまだ2〜3分咲きの状況でした。
しかし、この数日20℃を超える日が続く、ようやく高尾梅郷の梅も見頃を迎えてきました。
3月15・16日に取材してきた様子をご覧ください。

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遊歩道梅林

遊歩道梅林は甲州街道から小仏川沿いに続く遊歩道にある梅林。
10分くらいかけて長い梅の木の列を眺めることができます。
3月初旬は一部しか咲いていませんでしたが、ここにきてようやく見頃を迎えています。

関所梅林

関所梅林は、色とりどりの花が咲くカラフルな梅林です。
白・紅・ピンクなどの梅と、サンシュユという黄色い花が咲き、高尾梅郷の中でも華やかな梅郷のひとつになっています。
3月初旬にはサンシュユもつぼみの時期が長かったのですが、見頃を迎えました。

荒井梅林

旧甲州街道から1本脇に入った、中央道の高架下に荒井梅林はあります。
梅林のそばには畑があり、畑の中にある梅の木々もとても良い雰囲気を出しています。
昔ながらの日本の春の風景を思い起こさせるような、そんな雰囲気が荒井梅林にはあります。

天神梅林

天神梅林は不思議な梅林で、遠くから見るととても華やかに見えるのですが、梅林の中に入ってみると、あまり花を感じられません。
梅林の外側でだけ開花がすすむのかもしれません。（見る時期によって、中も華やかなときがあるのかもしれませんが）

湯の花梅林

湯の花梅林も満開に近い状態で、見頃を迎えています。
ただ湯の花梅林は梅林の中に入れないので、道路から見学するのみになります。

するさし梅林

広大な広場に梅の木が数多く植えられている梅林です。梅の時期だけ開放されています。
ここの梅は5分咲きのものが多かったです。
梅林も日の当たり具合によって、開花状況が変わってきます。
ただ、5分咲きでも本数が多いので、見ごたえはありました。

木下沢梅林

高尾梅郷最大の梅林「木下沢梅林」には、1,400本もの梅の木が植えられています。
毎年梅の咲く時期にだけ特別開放されますが（2022年は3月5日〜21日）、大勢の観光客が訪れます。
木下沢梅林は一番奥の方にあるので、他の梅林に比べ開花が遅いのですが、5〜7分咲きほどになってきました。
満開ではないですが、この時点でも充分きれいです。

小仏梅林

木下沢梅林を出て、少し小仏方面に歩くと「小仏梅林」があります。
道沿いに梅の木がある素朴な梅林ですが、ここは高尾梅郷で最初の梅林と言われています。
線路沿いにあるので、電車がタイミングよく通れば、梅と電車を一緒に撮れます。

以上になります。
今年はだいぶ開花が遅かったですが、数日続いた暖かさでようやく見頃になってきました。
ぜひ裏高尾を訪れて、高尾梅郷の梅を楽しんでみてください。

高尾梅郷へのアクセスや各梅郷を巡るルートについては、高尾山マガジンの以下の記事を参照してください。
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