6号路上り(3)大山橋〜飛び石〜5号路交点
大山橋を渡ると、今まで右側に流れていた沢が、左側に変わります。
流れも細くなってきて、上流に向かって歩いていることを実感します。
6号路には大山橋の後にも、山頂までに橋が3カ所あります。
どれも大山橋のような小さな橋です。
ここまでくると、登りの傾斜が徐々にきつくなってきます。
道も今までは土だったのが、徐々に岩などが出てきてゴツゴツしてきます。
やがて3つ目の橋が出てきますが、6号路を進むにはこの橋は渡りません。
橋ではなく、直進して沢の中を「飛び石」を伝って行くという、面白いコースになっています。「飛び石」は「びわ滝」と並んで、6号路の目玉ポイントのひとつです。
ちなみに橋を渡って進んでいくと、稲荷山コースに出ることができます。
倒木などで「飛び石」が通れないときは、稲荷山コースに迂回して山頂に行くことも可能です。
飛び石は沢の中にありますので滑りやすいです。
歩くときは十分注意して進みましょう。
ただ、無理なく歩ける感覚で飛び石が配置されてますので、登るのは見た目ほど大変ではないです。
沢も水量はかなり少ないので、石以外のところを歩くことも可能です。
飛び石を登り切ると、山頂もそろそろ近くなってきます。
飛び石の出口をヘアピンカーブのように鋭角に曲がって登山道が続いています。
上からは、今歩いてきた飛び石をのぞき見ることができます。
気持ちのいい道でこのままこれが続けばいいのですが、なにやら階段が見えてきます。
実はこの階段、この先延々と続きます。6号路は山頂下を1周している5号路と交差したところで終わるのですが、そこまでほぼすべて階段です。
稲荷山コースも最後の最後で200段以上の階段が出てきますが、6号路でもやはり同じくらい長く階段を登らなければいけません。
なんとか階段を登り終えると、ベンチがある広場に出ます。
この広場の先で5号路と交差して、6号路は終わります。
その先山頂までは5号路を進むことになります。
5号路は山頂のすぐ下を1周しているコースです。
上の写真でいうと真ん中の道と、写っていませんが左に行く道があり、その2つが5号路になります。直進すると山頂に行き、左に進むと稲荷山コースと交差します。
右に降りていく道は3号路で、こちらを進むと浄心門(ケーブルカーやさる園のを少し登ったところ)に出て、1号路に出ることができます。
(写真は2009年7月撮影)
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高尾山マガジンには、地図などがある6号路の詳しい解説ページがあるので、こちらも参考にしてください。