![](https://mttakaomagazine.com/wp-content/uploads/2024/06/1d4df5a968c338b1c5480d5399704d04-180x120.jpg)
舗装道路から山道に入ると、道幅はだいぶ狭くなり、高い杉の木に挟まれた道を進みます。
右手に沢の音が聞こえてきて、6号路は山頂近くまでずっとこの沢沿いを歩いていきます(6号路は「森と水のコース」とも呼ばれています)。
![IMG_0827 6号路](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0827.jpg)
しばらく進むと右手に降りる道があり、沢にかかった橋を渡ることができます。
橋の先にあるのは「岩屋大師」と呼ばれる弘法大師の伝説がある洞穴です。
![IMG_0832 岩屋大師](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0832.jpg)
伝説によると、嵐の中、風雨に打たれて難儀している母子がうずくまっているのを見た弘法大師が、気の毒に思い祈りを捧げていると、岩が崩れ穴ができ、母子はそこで嵐をやり過ごすことができた、ということです。
![IMG_0834 岩屋大師](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0834.jpg)
岩屋大師を過ぎるとほどなくして、びわ滝への分岐点が現れます。
1分も歩けばびわ滝に着きますので、びわ滝を訪れてからまた本コースに戻るといいでしょう。
![IMG_0840 びわ滝分岐](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0840.jpg)
びわ滝についての解説はこちらをご覧ください。
びわ滝との分岐点を左に進むと、山頂へと続く6号路の本コースです。
すぐ右側に青いトタンの壁が出てきますが、これはおそらくびわ滝での修行者を、外から見えないようにしているのだと思います。
びわ滝は水行道場ですので、登山コースからの視線を気にすることなく、集中する必要があるのでしょう。
![IMG_0859 トタン板](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0859.jpg)
6号路の登山道は、木の根が露出している場所がかなり見受けられます。
高尾山は登山客が多すぎて踏み固められ、木の根が露出してしまうとも言われています。
(固められた地面は雨水が染みこまず、土が流されてしまう)
![IMG_0865 露出した木の根。](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0865.jpg)
こんな土砂崩れ跡のようなポイントもあります。
「通行注意 上り優先でお願いします」との注意書きが木にくくられてます。
6号路は全コースを通して道幅が狭く、紅葉などのハイシーズンで登山客が多い時期は、上りのみの一方通行に規制されることもあるのでご注意を。
![IMG_0874 6号路](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0874.jpg)
しばらく進むとベンチのある休憩スペースがあり、右手から沢に降りていくことができます。
ここの沢は「前の沢」と呼ばれており、その流れは高尾山口駅付近で案内川に合流し、やがて浅川、多摩川へと続いていきます。
![IMG_0886 休憩スペース](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0886.jpg)
![IMG_0887 休憩スペース](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0887.jpg)
沢の写真などがある投稿はこちら。
休憩スペースを過ぎると、大山橋まではもう少しです。その間、沢にかなり近いところを歩いていきます。
杉の大木に囲まれている6号路は、夏でも涼しさを感じられるコースです。
![IMG_0899 6号路](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0899.jpg)
そうこうしているうちに「大山橋」に着きました。
ここで6号路の約2/3まで来ました。
大山橋を渡ったところにも、休憩できるベンチがありますので、疲れた人は山頂に向かう前に、ここで休んでいきましょう。
![IMG_0903 大山橋](/wp-content/uploads/2011/10/IMG_0903.jpg)
(写真は2009年7月撮影)
→次の記事 6号路上り(3)大山橋〜飛び石〜5号路交点
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高尾山マガジンには、地図などがある6号路の詳しい解説ページがあるので、こちらも参考にしてください。