ケシ科
日当たりのよい道端や林のふち、伐採跡地などに生える越年草(秋に発芽し越冬して翌年に花が咲く植物)。
和名に「深山(みやま)」とついているが、低い山で普通に見られる。
枝分かれした茎の先に、黄色い花をびっしりとつけているのでよく目立つ。
ムラサキケマンの黄色いタイプといった感じで、同じように毒をもっている。
4月ごろ、株の中心から茎をのばし、筒状で先が唇形に開いた長さ約2センチの花をたくさんつける。
葉は、白い粉をふいたような緑色のものから、赤みをおびたものなどさまざま。
手触りはやわらかく、細かな切れ込みがある。葉をもむとゴムのような独特の臭いがする。
花が終わると、長さ約3センチの数珠のような形をした実をつける。
●季節 4月上旬~5月中旬頃
●高さ 約20~40センチ
●場所 1~3号路、5号路、蛇滝、裏高尾、奥高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)