高尾山「一丁平」の千本桜が見頃に(2021年)。見どころと観察スポット解説。
一丁平は、高尾山山頂から小仏城山に向かうコースの中間あたりにある広場です。
東屋やトイレ、展望台などがあり、ハイカーの休憩スポットとして利用されていますが、春は桜の名所としても有名です。
山桜、ソメイヨシノなど約1,000本のサクラをはじめ、ミツバツツジなどの花を約2kmにわたり楽しむことができます。
ベンチなどお弁当を広げるスペースもあり、休憩しながら桜鑑賞をするのにぴったりの場所です。
例年4月中旬が見頃ですが、2021年は全体的に開花が早めになっているので、一丁平でも早めになっています。3/31に取材した時点で、見頃に入ったところという感じでした。
一丁平の桜は、近くで見てももちろんキレイなのですが、実は外側から全体を見ると大変美しいです。
メインの登山道から、まき道(側道)に入ると、外側から見ることができます。
まき道はいくつかあるので、この景色が見える道を探してみてください。
また、まき道からでも十分キレイなのですが、さらに離れたところから見ると、広い面積の桜を見ることができます。
「日影林道」という小仏城山とふもとの日影沢を結ぶ林道から、一丁平の桜を眺めることができます。
以下の写真は、上にある地図のカメラマークのあたりから撮影したものです。小仏城山から少し下ったところです。
少し昔の写真ですが、八王子市観光課さんから一番いい時期の写真をお借りできました。
日影林道まで来たら高尾山まで戻らないでも、そのまま下って日影バス停から高尾駅までバスで帰ることもできます。
桜が咲く時期は、日影林道にはスミレなどの野草がたくさん咲いていますので、観察しながら下るもいいですね。
以上、一丁平の千本桜の紹介でした。
一丁平のある高尾山山頂〜小仏城山の登山コースは、一丁平に到着するまでも道に沿って多くの桜の木があります。
目的地までの道中も楽しめるので、ぜひ奥高尾がはじめての方も一丁平を目指してみてください。
また、高尾山では一丁平など奥高尾に行かないでも、ふもとから山頂まで各所で桜を楽しめます。
高尾山マガジンには、最新の桜レポート記事がありますのでぜひ参考にしてみてください。