薬王院への初詣。混雑の様子やお正月ならではの光景
お正月の高尾山は、薬王院へ初詣に訪れる参拝客で大変賑わいます。
現在は高尾山で最も混雑する時期は紅葉シーズンですが、その昔は初詣の時期が一番混雑していたとも聞きます。
そんな正月三が日の高尾山の様子を、2019年の1月2日に撮影した写真を中心にレポートしてみたいと思います。
ケーブルカー
初詣の時期のケーブルカーは、時間帯にもよりますが、混んでるときは15〜20分くらいの待ち時間になります。
混雑時は通常15分間隔の運転が7分間隔で増発されますので、そこまで長く待つ感じではありません。
薬王院境内
正月三が日に高尾山に訪れるほとんどの人が、薬王院を訪れます。
薬王院もお正月ならではの飾りがあったり、華やいだ雰囲気になっています。
境内の中でも本堂の周辺が、やはり一番賑わっています。
通常の参拝のほか御護摩修行が本堂で行われていたり、天狗うちわの授与所があったり、周辺のお堂に参拝する方がいたりするので、常に大勢の人々で溢れています。
混雑してくると、本堂周辺へは入場制限がかかります。
混み具合は日にちや時間帯によっても変わり、最も賑わうと思われる元旦の午後だとかなり行列も長くなり、今年(2019年)は山門の外まで伸びました。
1月2日午前の早め9時くらいの時間帯だと、列も短く入場制限もされていませんでしたが、少しして10時くらいになると入場制限がかかっていました。
本堂のほか、御朱印帳に御朱印をいただくところでも行列ができていました。
御護摩修行の申込みもやはり混雑しています。
お守りや天狗うちわなどの縁起物や、おみくじを授与するところも賑わってます。
階段をあがった本社の方も参拝客で賑わってますが、本堂に比べれば混雑はしていません。
おみぐじやお守りはこちらで授与してますので、空いていて穴場かもしれませんね。
去年も初詣に来た人は、去年の御札やお守りを御札納め所に返却します。
高尾山マガジンも杉苗奉納をさせていただいているので、去年のものをお返ししました。
高尾山山頂
薬王院から高尾山山頂までは20分ほどなので、初詣のついでに山頂まで足を伸ばす人も多いようです。
山登りの格好をしている方もいますが、参拝ついでに普段着でそのまま山頂に向かう方も多いようです。
山頂は混んでもなく空いてもなく、ちょうどいい人の具合です。
ビジターセンターは三が日お休みですが、そば屋は営業しているので、山頂でお昼や軽食など食べてもいいですね。
お正月の時期は空気が澄んで晴天のことが多いので、山頂からはかなりの確率で富士山を見ることができます。
今年は1月1日も2日も富士山は見えたのですが、雲がかかっていて少し残念でした。
しかし、遠く江ノ島まで見渡すことができ、やはりこの時期の眺望はすばらしいです。
時間があれば、ぜひ山頂まで足を伸ばすことをおすすめします。
駐車場・自動車祈祷殿
駐車場は紅葉などのハイシーズン同様、早めに満車になってしまいます。
大きな駐車場も満車になりますし、臨時で開放している民家の方の駐車スペースは、お正月時期値段があがっている印象も。
またお正月はふもとにある薬王院の自動車祈祷殿で交通安全のご祈祷が行われるため、自動車祈祷殿の駐車場が人気がある、というお正月ならではの光景もあります。
よくもみじのステッカーが張ってある自動車をみかけますが、それがご祈祷を受けた車です。
おおまかにお正月の高尾山の様子をレポートしましたがいかがでしょうか?
お正月の山は空気も澄んで凛としているので、薬王院の初詣は清々しい気分になります。
ただ山で寒いので、防寒対策はしていった方がいいでしょう。
山頂まで登ってると途中で暑くなってきたりするので、山頂に行く方は脱ぎ着しやすい服で行くのがオススメですよ。
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2023年元日の薬王院への初詣の様子をYouTubeにアップしています。山頂からの見事な富士山も収録してるので、ぜひご覧ください!