更新:

撮影日:12/09/12  撮影者: s_endo

マメ科

山地の林のふちに生えるつる性の多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
黒紫色のつるが周りの草木に巻きついてのびる。
食用になるササゲ(マメ科)に似ていて、野に生えることからその名が付いた。

花は長さ約1.5~2センチで先が蝶のような形。淡い黄色で葉の脇から出る花序(かじょ:花をつけた茎)に3~10個が下向きに咲く。
花のもとにつく萼(がく)は淡い黄緑色の円筒形で、萼片(がくへん)の切れ込みは浅い。
葉は3枚がワンセットで茎に互い違いにつく。
小葉(しょうよう:複数の葉で構成される葉形のひとつひとつの葉のこと)は長さ約3~15センチの長い卵形で、葉の質はうすく、まばらに毛が生え、裏面は白みをおびる。
花が終わると長さ約2~5センチのさや状の実をつける。
熟すと目を引く紫色になり、割れて直径5ミリほどの球形の種を3~5個垂れ下げる。

●季節 8月上旬〜9月中旬頃
●高さ -(つる性)
●場所 1~2号路、4~5号路、奥高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

この記事をシェア