サクラソウ科
丘陵の日当たりのよい草地に生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
地下茎(ちかけい)をのばしてふえるので、よく群生する。
茎はほとんど枝分かれをせずまっすぐにのび、全体に白く短い毛がまだらに生え、根もとは赤みをおびる。
花は直径約1センチの星形で、色は白く、約10~30センチにのびた穂にたくさん集まってつく。
名前の由来は、丘に生え、横になびく花の穂をトラの尾に見立てたことによる。
花は穂の下からだんだんと咲いていき、同じ場所に生えるものの穂が同じ方向に垂れ下がる。
葉は長さ約6~13センチの先がとがった長い楕円形で、両面に短い毛が生え、茎に互い違いになってつく。
花が終わり実をつけると、垂れていた穂も直立する。
●季節 6月中旬~7月中旬頃
●高さ 約60センチ~1メートル
●場所 5号路、稲荷山、裏高尾、奥高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)