キンポウゲ科
日当たりのよい林のふちや草地、道端などに生えるつる性植物。
茎は長くのびて枝分かれをし、曲がりくねった葉柄(ようへい:葉をささえる柄)が他の草木にからまって成長する。
葉は羽状複葉(うじょうふくよう:葉柄に複数の小さな葉をつける葉の形状)で3~7枚の葉がワンセットでつく。
葉は長さ約3~7センチの卵形で、2~3つの切れ込みが入ることもある。
花は直径2~3センチで、葉の脇に数個の白い花が上向きに咲く。
十字に開いた花びらに見えるのは萼片(がくへん:花の外側にある、葉の変化した器官を萼といい、そのひとつひとつを萼片という)である。
花のあとにできる実の先端から雌しべの花柱という部分が、長さ約3センチの白い羽毛状になってのびる。
これを仙人の白い髭にたとえたことが、名の由来といわれている。
葉や茎には有毒成分が含まれ、さわるとかぶれることがある。
●季節 8月上旬~9月上旬頃
●高さ -(つる性)
●場所 裏高尾、奥高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)