早朝から登る紅葉の高尾山(2017/11/26)
紅葉も終わりがけに近づいた日曜日。
高尾山へ行ってきました。
紅葉の季節と、ゴールデンウィークの高尾山は特に混み合います。
時間によっては、行列登山になってしまいます。
参考:「高尾山紅葉シーズンの混雑状況 2018年版。ふもとから山頂まで|ブログ」
紅葉は見に行きたいけど、自分のペースで歩けないのはいやだなぁ、と行くのをためらっていたある日、午前3時半に目が覚めてしまいました。
今日だ!と思い、すぐに仕度をして家をでました。
まだ早い時間なら、きっとゆったり登れるだろうと思ったのです。
午前6時半、高尾山口駅に到着しました。
ちょうど日の出の時刻。うっすらと空が明るくなってきました。
まだ早い時間ですが、同じ電車からは、リュックを背負った人たちがぞろぞろと降りてきています。
さすが人気の高尾山です。
今日のコースは決めてあります。
沢沿いの6号路を歩きはじめ、びわ滝から2号路方面へ登り、あとは2号路、3号路を歩き、山頂へ向かうコースです。
それぞれの道の違いが楽しめる、よくばりなコースです。
2号路との分岐から1号路へぬける道が通行止めになっているようですが、そちらはちょうど通らないので、ほっとしました。
駅からゆっくり歩いて10分。
6号路の登山口から山に入ります。
10分で、空はすっかり明るくなってきました。
ひんやりとした沢沿いの登山道をゆるやかに登ること15分。
びわ滝に到着しました。
滝の手前にある、階段を登ると、すぐに山らしい道になります。
少し歩くと、すぐに分岐が出てきます。
山頂方面を目指して進んでいきます。
分岐の脇には、お地蔵さんが集会をしている、ふしぎな広場があります。
分岐のあとは、岩がごつごつしている、高尾山の中でも荒々しい登山道がしばらく続きます。
だんだんと日差しも出てきて、清々しい朝の空気になってきました。
2号路の分岐に到着しました。
2号路は、高尾山の中腹をぐるりと一回りできるコースです。
この分岐から右へ進むとすぐに霞台や、十一丁目茶屋、ケーブルカー乗り場などのある、1号路にでることができますが、そちらは今通行止めになっているところです。
逆側の、3号路へ続く方面へと、2号路を進みます。
2号路は、歩きやすい、おだやかな道です。
南側の斜面には、色付いた木々もところどころに見えてきて、嬉しくなってきました。
途中、山頂からくだってきた人に、「今日は富士山がきれいに見えるよ!」と教えてもらって、さらにわくわくしてきました。
ゆるやかな道がつづくので、のんびりと鳥のさえずりに耳を傾けたり、くるくる回りながら落ちてくる落ち葉を楽しんだり、余裕を持って歩くことができます。
ほどなくして、3号路へ続く分岐へ到着しました。
3号路は、くねくねと蛇行している道を登って行きます。
蛇行している分、距離は長く感じるかもしれませんが、その分、傾斜が緩く、登っているということを感じさせないくらいです。
そして、何度も似たような橋が出てくるので、人によっては、キツネにだまされたような気分も味わえるかもしれません。
まもなくして、かしき谷園地に到着しました。
ここはひそかなランチスポットです。
あと15分も登れば山頂なのですが、山頂が混み合う時期や、真夏の日差しが強い時などは、こちらで木々に囲まれて、のんびりお弁当を広げるのもオススメです。
ベンチもあって、その奥も広いので、のびのびとレジャーシートを広げることもできると思います。
今日は、山頂よりすぐ先の、もみじ台でお昼にすることを決めていたので、少し休憩して、先へ進みました。
登りはじめて2時間後、山頂に到着しました。
元気な大人なら、1時間半くらいで登れるコースなので、だいぶゆったり登りました。それでもまだ8時半ですが、そこそこの人でにぎわっていました。
そして、楽しみにしていた富士山です。
山々の向こうに、くっきりと白い頭が見えました。
さらに山頂からもみじ台へ進みます。
奥高尾方面へ階段を下って、5分も歩くと到着します。
今日のくだりは途中まで4号路で、最後はリフトに乗ることにします。
そして4号路の目玉は、つり橋です。
ゆら、ゆらとほどよく揺れるのを楽しみながら、渡ります。
1号路に合流しました。
リフト乗り場へ向かいます。
今日はもみじまつりもやっていて、一丁目茶屋付近では、マス酒が飲めたり、東京こけしを賈うことができたりと、沢山の人たちが楽しんでいました。
リフトに乗るのに10分ほど並びました。
これが午後だと1時間待ちになったりするので、早めの行動、正解です。
麓まで戻ると、ケーブルカーとリフトに並ぶ人で溢れかえっていました。
朝は暗かったのでよくわかりませんでしたが、このあたりもまだ紅葉がとてもきれいでした。
今日は、紅葉の高尾山を満喫して、そして帰宅したらまだ14時で、トクした気分の休日になりました。
早起きするのは大変ですが、たまには、暗いうちに家を出発して、まだ山も目が覚めきっていない時間から登るのもいいものです。
そして何よりこの季節、景色よりも人を見に行く感じになってしまいがちな高尾山を、ひとりじめとはいきませんが、自分のペースで楽しめるのも嬉しいです。
紅葉もあと少し楽しめそうです。
人が多いからとけんえんしている方。
ぜひ、日の出とともに登る紅葉高尾山、楽しんでみてください。