ちょっと昔の高尾山
日本一登山客の多い高尾山は、大勢の人を迎え入れるために、この数年で様々な施設のリニューアルをしています。
現在はきれいになっている施設が、昔はどんなだったか振り返ってみたいと思います。
昔から高尾山を訪れている方は、ちょっと昔を懐かしみながら振り返ってみましょう。
高尾山口駅
都心から電車でアクセスするときの玄関口、京王線の高尾山口駅。
駅舎は2015年にリニューアルされ、隈研吾さん設計のスタイリッシュなデザインになりました。
山頂下トイレ
高尾山の山頂下には数年前に完成した立派なトイレがあり、大勢の観光客が利用しても大丈夫なようになっています。山のトイレとは思えない清潔感あふれるこのトイレも、2012年にリニューアルされる前は、ちょっと違いました。
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高尾山の山頂も少しずつ設備がリニューアルされています。
まずは多くの人が登頂の記念に撮影する、山頂の標識です。2015年にリニューアルされました。
また、多くの人が富士山を見に集まる展望台も、以前は素朴なものでした。
この展望台は2007年に現在のものがつくられたようです。
山頂にある高尾ビジターセンターも、2015年にリニューアルされました。
昔は山頂のトイレはビジターセンターの中にしかなく、週末にはビジターセンターに行列ができるなどトイレ事情は大変でした。
現在は山頂下トイレのほか、ビジターセンターの隣にもトイレができ、かなり改善されています。
高尾山温泉
今や多くの人が訪れる高尾山温泉 極楽湯も、2015年にオープンした施設です。計画はかなり以前からあったのですが、温泉の掘削に時間がかかったようで、しばらくの間、掘削用のやぐらが駅のホーム横にありました。
たこ杉
1号路にある、根が曲がっていることで有名な「たこ杉」。現在はたこ杉に触れられないように柵がありますが、以前は柵はありませんでした。
柵には「根っこにのぼらないで」「幹や根にさわらないで」という看板があり、雑菌から杉を守るために柵が設けられたようです。
柵ができた頃から、隣に「ひっぱり蛸」という触ってもいい石製のオブジェができました。
小仏城山
高尾山から1時間ほどのところにある小仏城山も、昔とは少しその姿を変えています。
以前はほぼ何もなかった山頂に、木彫りの像ができたり、ベンチが増えたりしています。木彫りの像ができたのは2012年頃で、おそらく同じ時期にトイレが立派なものになっています。
ただ、小仏城山の2軒の茶屋は以前からのたたずまいのままで、なにかホッとしますね。
ご紹介したものの他にも、2015年にはTAKAO599MUSEUM、2018年には高尾山スミカがオープンしたり、薬王院の境内には年々新しい施設ができたりしています。
特に2015年は高尾山口駅、高尾山温泉、TAKAO599MUSEUMと、大きなリニューアルや新施設のオープンがありました。
これは八王子市と京王電鉄が協力して整備をすすめた一大プロジェクトによるものでした。
高尾山ふもとに観光拠点施設が!「TAKAO599MUSEUM」H27年度オープン
多くの登山客・観光客が快適に高尾山を楽しめるように、高尾山では整備がすすめられています。
今後もきっと様々な変化をみせていく高尾山。新しい魅力を見つけながら、高尾山を楽しんでいきましょう。