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ちょっとごうかな高尾山。Mt.TAKAO号に乗って高尾山BBQマウント

更新日:

投稿日:2019/4/10

平成ものこりわずかとなった日曜日。
高尾山へ行ってきました。

今日は、ちょっとごうかな高尾山です。
新宿からノンストップの新しい電車、Mt.TAKAO号に乗って高尾山口駅までひとっとび。
いきはリフトにゆられてらくちん登山。
おひるは高尾山BBQマウントで米澤豚のごうかなバーベキュー。
かえりはケーブルカーですいすい下山。
〆は高尾山温泉でごくらくごくらく。

なんだか旅きぶん。麓では桜もだいぶ咲いているとのこと。
うきうきしながら、出発です。

京王線の新宿駅から旅のはじまりです。
10:20発のMt.TAKAO85号の予約をとってあります。
チケットは当日に窓口でも購入できますが、ホームページから予約するのが確実なようです。

Mt.TAKAO号は、高尾山の新緑シーズンにあわせ、3月21日(木・祝)から5月26日(日)までの土・日・祝日に、運行される電車です。
昨年、臨時列車として運行したのが好評だったそうで、今回のダイヤも決まったとのこと。
今後もビアマウント開催期間や紅葉の季節など、高尾山がにぎわう時期に、運行予定だそうです。
本数は少ないので、事前に確認していくとよいです。

電車がホームに入ってきました。
車体はなじみのある京王線カラー。先頭がしゅっとしていて、ちょっと速そうです。
行き先は、臨時。すこし分かりにくいです。
ちいさなお客さんたちも、ドアが開くのを待ち構えています。

車内はゆったりとしたつくりです。
コンセントとWifi完備。いまどきです。
個人的には、せっかく前後の席と余裕があるので、おりたたみのテーブルがついていたらよいのになぁと思いました。
旅きぶんで、朝ごはんにおにぎりとお茶を持って行ったのですが、ひざに置いて食べないといけないので、不便に感じました。

走っていて、途中の駅で何度か停車したのが、ふしぎに思いました。
ドアは開きませんが、けっこう何度も停まります。
ノンストップのMt.TAKAO号。
普通はもちろん、快速も急行も、特急さえもびゅんびゅん追い抜いてゆく、誰とも待ち合わせをしない一番えらい電車ではないのか。どうしたどうした。まわりの電車に気をつかわなくていいんだよ。がんばれMt.TAKAO号。と、応援したくなってしまいます。

きっと、まわりに急に仕立て上げられて王様になったけれど、まだ慣れていなくていばれない、人のいい若いあとつぎみたいなことではないか、と友人と勝手に結論づけました。今後に期待したいです。

そうこうしていたら、まわりの景色に緑がふえてきました。

11:13に高尾山口駅に到着しました。
時間にすると、通常の特急と少ししか違わないのですが、指定席券400円プラスでしっかりゆったり座ってこられるので、らくちんでした。

ケーブルカー乗り場の前の広場では、桜がちょうど見頃です。

リフトはすいていて、すぐに乗れました。

リフトをおりて少し歩くと、ビアマウント会場が見えてきました。
高尾山BBQマウントは、ビアマウントのオフシーズンにバーベキューを楽しめるようにしたサービスです。
今日はここでバーベキューをしますが、その前に、山頂まで登ってきます。
お肉とビールをおいしくいただくために、いってきます。

山頂に着く頃には青空が見えてきました。
なかなか混雑しています。

今日は富士山は見えませんでしたが、近くの山並みがきれいに見えました。

バーベキューの予約時刻がせまっていたので、すぐに引き返しました。

さて、いよいよ今日のメインのバーベキューです。

高尾山BBQマウントは、2017年の11月にオープンしたそうです。
夏はビアマウントが大盛況ですが、ここでバーベキューができることは知りませんでした。

まず、キッチンむささびで先に受付とお会計をします。
むささびは正しくは633Bと書きます。

BBQメニューはスタンダードセットが、1人前3,300円です。
米澤豚一番育ち、牛ステーキ肉、グリルチキン、ソーセージ、野菜の盛り合わせ。
そしてライスとスープとカレーは食べ放題です。

なんかもうしあわせです。

しかし、きょうはちょっとごうかな高尾山なので、さらに900円をプラスして、プレミアムセットにしました。

そして、1,500円の2時間飲み放題をつけて完璧です。

もちろん飲み放題にしなくても大丈夫です。
ドリンクメニューも豊富です。

席に案内してもらう前に、ドリンクを注文します。
ビアマウントの時と同様に、ビールの種類が色々あるのが嬉しいです。

こちらのコーナーでは、ノンアルコールのオリジナルカクテルも作れるそうです。
お酒を飲めなくても、楽しめそうです。

席は室内か外か希望をきかれました。
せっかくなので、桜の見えるテラス席へ案内してもらいました。

ここの桜は咲き始めです。
この時間から日差しがしっかりでてきて、まぶしいくらいになりました。
とても暖かくて、帰る頃には、咲いている花が増えたように感じました。

席でビールを飲んで待っていると、まずグリルを持ってきてくれました。
これも、今日楽しみにしていたものです。

こちらで使用しているグリルは、CASUS GRILL (カサスグリル)という名前で、2017年にデンマークからやってきたばかり。お店で出すのは日本初だそう。
知りませんでした。
高尾山、最先端です。

このグリル、すべて天然の素材でできています。
枠はダンボール、そこに火山石が敷き詰められた上に竹炭が乗っています。
そして網の部分は竹でできています。

使用したあとはまるごと燃やせて、有害物質も出ず、あとは自然に還るそう。
CASUS GRILL 社の創業者のふたりが、アルプスへ登山に行ったときに、打ち捨てられているアルミグリルの残骸を目にして、愕然とし、自然に還るグリルを作ろう、と思い立ったのがきっかけだそうです。

通常は、完成した状態で持ってきてくれるそうですが、お願いして、席で組み立てるのを見せてもらいました。

最初は本体、足、網の3つの状態です。

まずは足を取り付けます。

そして、網をのせます。

できました。

これで、炭に火をつけたらもうお肉が焼けます。
手軽でびっくりです。

できあがって火をつけてもらったグリルを、あっちからこっちから眺めて感動していると、すぐにお肉を運んできてくれました。

スタンダードセットのお肉です。右が米澤豚です。
しっかり厚みがあって、なかなかボリュームがあります。

野菜盛り合わせと、プレミアムセットのお肉なども並びました。
ごうかです。

さて、焼いていきます。

炭火の遠赤外線でじっくり焼けるそうで、楽しみです。
高温状態が安定して60分続くそうです。

桜の木の下で、お肉が焼けるのを待つなんて、とてもぜいたくな時間です。

今日は、友人がおいしいワインももってきてくれました。
予約の際に確認したところ、飲み放題をつけると、飲み物は持ち込みしてもよいそうです。

お肉が焼けてきました。
まずは米澤豚をいただきます。
ちょこっと塩をつけただけでいただきました。
表面はカリッと、中にはちゃんとうまみをとじこめていて、美味しく焼けています。

ひとつたれでも食べてみましたが、お肉自体が美味しいので、豚も牛もあとは全部塩だけで食べてしまいました。

グリルチキンとソーセージも、上手に焼けました。
皮がパリパリで、噛むとじゅわ!と肉汁が口いっぱいに広がります。

それにしても、こんなにしっかりお肉が焼けるのに、竹串は焼けてしまわないのがふしぎです。

厚切りのベーコンもジューシーでとても美味しいです。
スペアリブはむちゅうになって食べていたら、写真を撮り忘れました。

最後までじっくりじっくりだいじに焼いた小たまねぎ、ペコロス。
とても甘くて、美味しかったです。

帰る頃には少し寒くなってきましたが、テラス席にはストーブがあって、その近くはけっこう暖かかったです。
寒がりの方は近くの席にしてもらうとよさそうです。最初に貸していただいたブランケットも、重宝しました。

山並みをみながら、ゆったりとした時間を過ごせました。

最後に、おかわり自由のごはんとカレーをいただきました。
大満足です。

BBQマウントは、飲み放題は2時間ですが、BBQ自体は特に時間制限がないとのことで、すっかりのんびりしてしまいました。

リフトはもう終わっていたので、ケーブルカーで下山します。

さいごに、高尾山温泉に寄りました。
冷えていたからだに温泉がしみこむようで、とても気持ちよかったです。

ちょっとごうかな高尾山。
旅きぶんで楽しい一日でした。

高尾山BBQマウントは、美味しいお肉をすてきなグリルで食べられて、期待以上に楽しめました。
ほとんど貸切状態だったので、もっと広まったらいいのにな、と思いました。

Mt.TAKAO号も、けっこうすいていたので、もったいないな、と思いました。

ふたつを組み合わせた、オトクなチケットを京王電鉄に販売してもらいたいものです。

でもそうしたら、どちらもぎゅうぎゅうになってしまうかもしれません。
穴場の今のうちに、ちょっとごうかな高尾山を、楽しみに行ってみてください。

(取材日 2019/03/31)

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