ツユクサ科
草地や道端などにごく普通に生える一年草(発芽してから1年以内に結実し、枯れる草)。
茎の下の部分は地面をはって枝分かれをし、節から根をのばしてふえる。
花は一日花で、朝早く咲き、昼ごろには閉じ始める。
昔は花の汁で布を染めたことから「着草(ツキクサ)」と呼んだことに由来する。
花の直径は約1.5センチで、色は鮮やかな青色。
3枚の花びらがあり、上側につく2枚は大きく、下側の花びらは白色で小さい。
花の中央から6本の黄色い雄しべが出るが、そのうちの4本は花粉をもたない仮の雄しべである。
花を閉じるとき自家受粉(同じ個体の雄しべと雌しべで受粉を行なうこと)をするが、昆虫による受粉もする。
葉は笹のような細長い形で、長さ約5~6センチ。
茎に互い違いにつき、つけね部分は茎を包む。
●季節 7月中旬~9月中旬頃
●高さ 約20~40センチ
●場所 1号路、3~4号路、6号路、稲荷山、蛇滝、裏高尾、奥高尾、北高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)