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撮影日:12/06/26  撮影者: s_endo

イチヤクソウ科

やや乾燥した丘陵や山地の林内に生える常緑の多年草(複数年のあいだ成育する植物)。
花の形がウメに似て、下を向いて咲く姿を笠に見立てて「梅笠草」の名が付けられた。

花の直径は約1センチで、白い花びらが5枚あり、中心部は淡い紅色をおびている。
花は普通、茎の先に1個つけるが、まれに2個つくこともある。
花の後ろには、5枚の細長い萼片(がくへん:花の外側にある、葉の変化した器官を萼といい、そのひとつひとつを萼片という)が開くようについている。

葉は長さ約2~3.5センチの先がとがった長い楕円形で、葉脈に沿って入る白い斑が目立つ。
手触りはかたく光沢があり、ふちにとがった鋸歯(きょし:葉のふちにあるノコギリの歯のようなギザギザ)がある。
2~3枚の葉が茎をとりまくようにつく。
花が終わると、頭を上向きに持ち上げ、やや扁平(へんぺい)な球形の実をつけ、熟すと割れて種を散らす。

●季節 6月上旬~7月上旬頃
●高さ 約10~15センチ
●場所 5号路

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:2013/06/15  撮影者: 編集部

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