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撮影日:12/08/31  撮影者: s_endo

マメ科

山野に普通に見られるつる性の多年草(複数年のあいだ育成する植物)で、秋の七草のひとつ。
他の草木にからみつき長さ10メートルくらいになる。根は太く、多くのデンプンを含み葛粉の原料となり、特産地が奈良県の国栖(くず)地方であったことからその名が付いた。
また、乾燥させて風邪薬の葛根湯にも用いられる。

葉の脇から約10~20センチの花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)を出し、たくさんの花をつける。
花は長さ約1.5~2センチで色は赤紫色。
下方にある花から咲いていき、甘い香りがある。
葉は3枚がワンセットでつく複葉で、小葉(しょうよう:複数の葉で構成される葉形のひとつひとつの葉のこと)は長さ約10~15センチ。
円形に近い卵形で浅く2~3つに裂けるものが多く、裏に白い毛が密生する。
若いつるや茎、花やつぼみは、天ぷらなどにして食べられる。

●季節 7月中旬~9月中旬頃
●高さ -(つる性木本)
●場所 1号路、4号路、6号路、蛇滝、裏高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

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