ナデシコ科
沢沿いの林の下など、湿ったところ生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
茎は地面をはって節からひげ根を出し、上部は斜め上に立ち上がる。
茎の上部につく葉の脇から柄(え)を出し、直径約1~1.5センチの白い花をひとつつける。
花びらの数は5枚で、先端に浅い切れ込みがあるのが特徴。
裁縫で使う糸きりはさみのように見える。
他のハコベの仲間は花びらの切れ込みが深いので、見分けるときのポイントになる。
葉はまるみのある三角形で先がとがり、長さは約2~4センチ。
2枚の葉が対になって、茎に向かい合ってつく。
葉の裏面には、短い毛がまばらに生える。
花が終わると球形の実をつけ、熟すと割れて長さ2ミリくらいの楕円形の種を飛ばす。
●季節 5月下旬~7月上旬頃
●高さ 約10~30センチ
●場所 6号路
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)