トウダイグサ科
山地や丘陵の日当たりのよい草地に生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
トウダイグサの仲間で、花の姿が昔の灯火の台に似て背が高いことからその名が付いた。
葉は長い楕円形で長さ約3~8センチ。
茎の先に5枚ほどが輪生(りんせい:葉が茎をとりかこむようにつくこと)し、その中心から数個の柄(え)がのびて黄緑色の花がつく。
花は苞葉(ほうよう:花のつけねにある葉が変形したもの)に包まれたつぼのような形で、花びらや萼(がく)はない。
花のふちに蜜を分泌する腺体(せんたい)という黄色の突起物が4個あり、その中に数個の雄花と1個の雌花がある。
葉や茎を切ると有毒成分を含む白い汁が出る。
皮ふにつくとかぶれ、葉などを誤って食べると嘔吐などの症状が出る。
実は赤色でイボ状の突起があり、熟すと割れて黒い種を落とす。
秋に葉は赤く色づく。
●季節 6月中旬~8月下旬頃
●高さ 約50~80センチ
●場所 5号路、稲荷山、奥高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)