ヤマノイモ科
山地の林内などに生えるつる性の多年草(複数年のあいだ育成する植物)。
地下にできる長くて大きな円柱形の多肉根(たにくこん:肥大化した根)は、とろろとして食べられる。
「里芋」に対して「山の芋」の名が付いた。
別名の「自然薯(じねんじょ)」も山に自然に生える芋であることによる。
葉は長さ約5~10センチの先がとがったハート形で、長い柄(え)があり、茎に向かい合ってつき、もとの部分にしばしば「むかご(栄養分をたくわえて、球状になった芽)」がつく。
むかごは直径1センチほどの球形で、炒めたり、ご飯に炊き込んで食べられる。
花には雄花と雌花があり、雄花は葉の脇に直立し、直径3ミリほどの白い花をたくさんつける。
雌花は葉の脇から垂れ下がり、白い花をまばらにつける。
花が終わると円形のひれが3つついた実をつける。
●季節 8月中旬~9月下旬頃
●高さ -(つる性木本)
●場所 1号路、4号路、6号路、裏高尾、奥高尾
(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)