更新:

撮影日:12/05/08  撮影者: s_endo

ケシ科

山地の道端や草地など、日当たりのよいところに群生する越年草(秋に発芽し越冬して翌年に花が咲く植物)。
茎を折ると濃い黄色の汁が出ることから「草の黄」の名が付いたとされるが、昔、皮膚病の治療に使われたことから「瘡(くさ:できもののこと)の王」という説もある。
葉と茎には縮れた白い毛が生え、遠目には白っぽく見える。

花の直径は約2~3センチで、長くのびた茎の先に黄色い花を数個つける。
根もとから出る根生葉(こんせいよう:茎の根もと近くから生える葉)は、株のように立ち上がり手触りはやわらかい。
茎につく葉は、羽根のような形をしている。

ケシの仲間の多くはアルカロイドを含む有毒植物だが、クサノオウにも毒がある。
誤って食べると嘔吐や腹痛をおこすので注意が必要である。

●季節 5月~7月頃
●高さ 約30~80センチ
●場所 1号路、4~6号路、稲荷山、裏高尾、北高尾

(テキスト提供:八王子市産業振興部観光課)

撮影日:12/06/14  撮影者: s_endo
撮影日:2013/06/15  撮影者: 編集部

この記事をシェア